大学職員というと勤務先が大学ということもあり、安定して働き続けられる印象を抱く人は多いのではないでしょうか。そして、楽すぎるという声もあるため、魅力的な職業と感じます。
しかし、一方では「やばい」「やめとけ」という意見も挙がっているのです。果たして、どういった事情からそのように言われているのか気になるところです。
そこで今回は、大学職員が楽すぎると言われる理由は何なのか、一方で「やばい」「やめとけ」という声が挙がる要因についても徹底解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
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大学職員が楽すぎると言われる理由
大学職員が楽すぎると言われる理由として、主に下記が挙げられます。
- 利益を求めないから
- 歴を重ねると昇給が期待できるから
- 基本的にルーティンワークなため取り組みやすいから
- 安定した体制のもと働けるから
- あまり残業がないから
- プライベートを大切にできるから
利益を求めないから
大学は利益を求めないという点が、楽すぎるという声に繋がっている理由の一つです。民間企業と異なり利益を追求しないため、業務に取り組むうえでの重圧がありません。
いわゆるノルマや売り上げ目標も意識せずに済むため、ある意味のびのびと働けるのです。大学は教育や研究を目的としているため、企業とはそもそもの根底が異なります。
歴を重ねると昇給が期待できるから
近年、民間企業では実力主義というスタイルが少なくありません。そのため、キャリアが浅くても能力が高い、成果をあげる社員が評価され、高年収を獲得できる期待が持てるのです。
つまり、能力が評価されなければ昇給の可能性は薄いとも言えます。その点、大学職員は年功序列で昇給するケースが珍しくないため、歴を重ねることで自然と収入アップが見込めるのです。
出世争いがなく平和な日常といった点も、大学職員が楽すぎると言われる所以となります。
基本的にルーティンワークなため取り組みやすいから
大学職員の業務は基本的にルーティンワークとなるため、取り組みやすさがある点も楽すぎると言われる要素に挙げられます。
新たな業務が入ってくると、その都度知識を増やすために勉強をしなければいけません。故に、業務時間外のプライベートな時間を仕事に費やさなければいけない可能性があります。
大学職員はパターンが決まった業務がメインとなることから、慣れてしまうと比較的楽に働ける点が魅力と言えるでしょう。
安定した体制のもと働けるから
国公立大学に勤める場合、待遇は公務員に準じています。そのため、安定した体制のもとで働ける点は大学職員のメリットであり、楽すぎると言われる要素に挙げられるのです。
給料がきちんと受け取れない、休みが取れないなどの心配が薄いため、家族を持つ人はある程度安定した暮らしを手に入れられます。
あまり残業がないから
大学職員は残業が少ないという点も、楽すぎるという評価を受けている一因になります。仮に残業をした場合はきちんと残業代が支払われるため、無駄働きはほぼありません。
基本的に大学は法令順守の意識が高いことから、過重労働に対する心配はそれほどないと言えます。
プライベートを大切にできるから
大学職員は業務外での行事参加が基本的にはないため、プライベートを大切にできる点も魅力です。民間企業では社外活動等に社員が半ば強制的に参加を求められるケースが少なくありません。
オン・オフをしっかりと付けられるため、仕事に身が入りやすいと言えるでしょう。また、強制的に参加させられるイベントがなければ、メンタル的にも負担がかかりにくいです。
楽すぎるけど大学職員はやばい言われる理由
楽すぎるけど大学職員はやばい・やめとけと言われる理由として、主に下記が挙げられます。
- 年功序列が色濃く若手のチャンスが薄い
- 部署異動に悩まされる可能性がある
- 年収が決して高いとは言えない
- スキルを身に付けにくい
- 学生・保護者への対応が大変
年功序列が色濃く若手のチャンスが薄い
大学職員は年功序列が色濃いため、若手のチャンスが少ない点は「やばい」「やめとけ」と言われる要因です。つまり、長きに渡り勤続しなければ昇給の望みは薄いと言えます。
最近では実力主義の会社が増えているなかで、あまり時代に順応していない点はデメリットです。評価が反映されづらいとなれば、仕事に対する意欲が湧かないといっても過言ではありません。
年功序列は勤務期間に応じて右肩上がりに昇給するためライフプランを立てやすいというメリットがある反面、生活の安泰を手に入れるまで時間がかかる点はやめとけと言われる理由になります。
部署異動に悩まされる可能性がある
大学職員は一定の間隔で部署異動がある職種です。なかでも、キャリアが浅い若手のうちは部署異動が少なくないため、職場の雰囲気に慣れることを繰り返さなければいけません。
部署によっては人間関係が複雑なケースも大いに考えられます。いくら業務内容が自分に合っているものでも、共に働く人との相性が悪ければストレスが溜まる一方です。
また、学務系であれば春先は残業続きとなる可能性が否めません。つまり、配属される部署によって忙しさが異なるため働きやすさが変わってくるのです。
慣れた頃に部署異動を命じられることで、その都度新たな仕事を覚えなければいけない、職場環境に対応しなければいけないとなる点は「やばい」「やめとけ」と言われる要素です。
年収が決して高いとは言えない
大学職員は決して高年収と言えない点も「やばい」「やめとけ」と言われる理由の一つに挙げられます。一例として、東京大学の常勤事務職員の年収は5,043,000円※1と発表されています。
国税庁による日本の平均年収は461万円※2と公表されているため、平均よりは高くなっているものの決して良いとは言えない差です。
勤務する大学により平均年収は異なることから一概には言えませんが、民間企業で多くの成果をあげている方が高年収が期待できるでしょう。
また、実力主義ではなく年功序列という点を踏まえると、より多くの収入を得るにはそれなりに時間を要してしまいます。安定した生活を手に入れるまでは、長い道のりとなるかもしれません。
※1:文部科学省-国立大学法人 東京大学の役職員の報酬・給与等について
※2:国税庁-平均給与
スキルを身に付けにくい
大学職員はスキルを身に付けにくい点も「やばい」「やめとけ」と言われる所以です。基本的にルーティンワークであること、かつ難しい業務がないなどから、特別なスキルを身に付けにくくなっています。
また、部署異動によって、一定の業務に対する知識・スキルを追求しにくいです。故に、後々のキャリアアップやキャリアチェンジなどに活かせるとは言えない可能性があります。
慣れてきた頃に部署異動となればスキルの質を高めづらいため、将来的に独立して起業をかんがえている人にとって従事している期間は勿体ないかもしれません。
学生・保護者への対応が大変
大学職員として働くなかで、学生や保護者への対応が大変という点も「やばい」「やめとけ」と言われる要素の一つに挙げられます。
多くの学生が通っている場合は、それだけ問い合わせが増えることが想定されます。通常の業務と別で対応しなければいけない場合は、激務となる恐れが否めません。
また、耳にすることが少なくないモンスターペアレンツの存在も忘れてはいけません。大学側に無理難題を言い放つ、クレームが多いなどにより、過度なストレスを抱える可能性はゼロではないのです。
そして、卒業に際し単位が危ぶまれる生徒に関しては大学職員が対応します。故に、神経をすり減らすような場面に出くわすだろうという点も忘れてはいけません。
楽すぎると言われる大学職員への転職におすすめの転職エージェント3選
大学職員は楽すぎるという情報から、転職を検討する人もいるのではないでしょうか。転職する際は、業界を熟知したキャリアアドバイザーが在籍する転職エージェントがおすすめです。
ここからは、下記のおすすめ転職エージェント3選を紹介するため、ぜひチェックしてみてください。
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また、保有する求人数は業界トップクラスとなるため、今まで見たことがない仕事との出会いに期待ができます。非公開求人も数多いため、転職活動の幅が広がるでしょう。
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主なサポート内容 | 求人紹介、提出書類添削、面接対策 |
主なサービス | 転職イベント、セミナーの開催 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
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主なサービス | オンライン仕事力診断、イベント・セミナー、年収査定、転職タイプ診断 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
出典:doda公式サイト
大学職員は楽すぎに関するよくある質問
向いている人・向いていない人の特徴は?
大学職員に向いている人の特徴は、大前提として学生を支えたいという気持ちがあることです。また、教育の現場で活躍したいという熱意がある人も向いています。
いわゆるサポート役という立ち位置になることが少なくないため、誰かの役に立ちたいという想いが根本にあることは欠かせません。
一方で、実力主義の環境で働きたい、とにかくスキルを高めたいという人は、大学職員に向いていないかもしれません。
企業と違い利益を求めていないことから、ノルマがなく数字を追いかけることはほぼないです。そのため、能力を追求する人は少ないです。
故に、社内での出世争いもあまりないため、キャリアアップに興味がある人にはやりがいを感じられないかもしれません。
働く環境としてぬるま湯と言える?
結論から言うと、企業に比べるとぬるま湯といっても過言ではないでしょう。大学は利益を求めないため、数字を追いかけることがありません。
また、年功序列が色濃いため、成果をあげなくてもキャリアを積めば自然と年収アップが期待できます。
これらの要素から、一般的な企業に勤めている人からすると「ぬるま湯」と言われても仕方ありません。
まとめ
この記事では、大学職員が楽すぎると言われる理由は何なのか、そして「やばい」「やめとけ」という声が挙がる要因についても解説しました。
大学職員は利益を求めない、キャリアを積むと昇給に繋がる、基本的にはルーティンワークなどが「楽すぎる」と言われる理由です。
しかし、一方で年功序列が色濃いためやりがいを感じにくい、スキルを身に付けにくい、学生や保護者への対応が大変などから、「やばい」「やめとけ」とも言われています。
より良い環境で働くためにも、ぜひ転職エージェントへ登録しキャリアアドバイザーに相談してみてください。
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