病院や警備、さらには道路整備など様々な業種で夜勤という働き方があります。その名の通り夜に働くため、一般的な生活とは逆転することが特徴です。新たな働き方と言えますが、「夜勤はすべてがおかしくなる」というネット上で目にしたことがある人はいるのではないでしょうか。
なぜそのように言われているのか、夜勤を視野に入れて仕事探しをしている人にとっては気になるところです。そこで今回は、夜勤はすべてがおかしくなると言われている所以について解説します。また、人生終了と言われる理由や、現状夜勤で働いている人がやめるメリットについても触れていくため、ぜひ参考にしてみてください。
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夜勤はすべてがおかしくなる?人生終了と言われる6つの理由
「夜勤はすべてがおかしくなる」「人生終了」などと言われる理由として、主に下記の6つが挙げられます。
- 生活リズムが乱れる
- 周囲の人と時間を合わせにくい
- ストレスが溜まりやすい
- 体調不良に繋がる恐れがある
- 睡眠の質低下の可能性がある
- 太りやすくなる
生活リズムが乱れる
夜勤は夜の時間帯に働くことから一般的な生活の逆となるため、生活リズムの乱れが懸念されるでしょう。生活が昼夜逆転することは夜勤はすべてがおかしくなると言われる所以であり、人間本来の体作りができなくいなる点には注意しなければいけません。
夜勤は人間が寝る時間に働き、起きて行動するときに寝るという流れです。仕事のためとはいえ日頃から昼夜逆転生活を送っていると、休みの日でも夜眠れず、昼間に眠くなるというサイクルはなかなか変えられないでしょう。その結果、疲労が取れないという事態に陥りかねません。
周囲の人と時間を合わせにくい
生活リズムの乱れという点から通ずる問題として、周囲の人と時間を合わせにくくなります。例えば、通常の仕事に就いている友人の場合、朝起きて日中に働き、帰宅して夜に寝るという基本的なリズムを送ることになりますが、夜勤の人はその逆です。朝帰りをして睡眠をとり、夜に起きるという生活になります。
つまり、多くの人と生活リズムが反対になるため、どうしても時間を合わせることが難しくなるのです。友達と遊ぶ時間も減ることが想定されるため、コミュニケーションを取りにくくなるでしょう。食事会に参加できる機会も減り、いつしか交友関係が薄くなる事態も十分に考えられます。
また、恋人がいる人にとってはデートに出かける時間が合わないことも懸念されるため、プライベートが充実しなくなる可能性は否めません。
ストレスが溜まりやすい
夜勤をしていると、ストレスが溜まりやすい点も気になる要素です。周囲の人と時間が合わないことはプライベートが充実しにくいと言えます。「遊んでいる友達が羨ましい」「夜勤の仕事のせいで毎日つまらない」といった不満はストレスへ繋がり、より人生を良くない方向へ誘うことになりかねません。
ストレスが溜まることは人間にとって良い効果を与えないため、「夜勤はすべてがおかしくなる」「人生終了」といった事態へと陥ってしまうのです。
体調不良に繋がる恐れがある
夜勤を続けることにより、体調不良に繋がる可能性があります。人間本来のリズムとは逆の生活を送るため、体が不調をきたすリスクは避けられないと言っても過言ではありません。その原因としては、やはり不規則な生活を送っていることが挙げられます。
夜勤による昼夜逆転生活は睡眠リズムを乱すことから、体の不調を引き起こす原因です。睡眠不足に陥ると免疫に影響を与えると言われており、その生活が続くことで高血圧・糖尿病・脳卒中・心臓病などを引き起こしやすくなるとの報告があります。
人間を含む生物は、地球の自転によるおよそ24時間周期のリズムが存在します。そのリズムをサーカディアンリズムと言い、乱すことは体に良い影響を与えないのです。睡眠時間が短いことで風邪をひきやすいという報告もあることから、体調不良に繋がる恐れが懸念されます。
出典:大塚製薬免疫navi-免疫力を下げる生活習慣 – 現代の暮らしと環境
睡眠の質低下の可能性がある
上記の通り、人間は地球の自転に合わせた約24時間周期のリズム「サーカディアンリズム」にて生活を送っています。これによって、昼間は活動の時間帯、夜は寝る時間帯という仕組みになっているのです。しかし、夜勤を続けているとサーカディアンリズムに逆らい、昼間は寝て夜に活動することとなります。
そのため、しっかりと眠ることができず、睡眠の質低下に陥る可能性があるのです。つまりは疲労回復が期待できず、体の不調へと繋がるケースが考えられます。
太りやすくなる
夜勤をすると太りやすくなる点も、すべてがおかしくなると言われる理由の一つです。太ってしまう原因に、夜勤中の食事が挙げられます。勤務中に食事をとる場合、どうしても深夜となることは避けられません。夜に食べることで太る要因として、単純に摂取カロリーが多い点が挙げられますが、それに加えてB-MAL1という脂肪を溜め込みやすいたんぱく質が関係しています。
人間の体は22時~26時にB-MAL1がピークを迎えるため、夜に食べたものは脂肪が付きやすくなるのです。つまり、日中と同じものを深夜に食べたとしても、太りやすくなってしまいます。
出典:病気スコープ-夜の食事は太りやすいって本当!?何時までに食べればいいの?太るメカニズムを徹底解説
メリットしかない!夜勤はやめたほうがいい理由
夜勤をやめることで、主に下記のようなメリットがあります。夜勤には日中働くメリットがありますが、心身への良くない影響は避けたいところです。今の夜勤生活に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 日々が充実する
- 健康への悪い影響が軽減される
- 精神面が安定する
日々が充実する
夜勤をやめることで得られるメリットとして、まずは日々が充実する点が挙げられます。夜勤はすべてがおかしくなると言われる要素である、周囲の人と時間が合わないという点を改善できることが日々の充実に繋がる理由です。まず、友だちとの時間が合うことで、交友関係をしっかりと築けます。また、様々な人とコミュニケーションを取る機会が増えることで、交友関係が広がる点もメリットと言えるでしょう。
そして、恋人がいる人はデートに出かける回数が多くなる、日常的に一緒に過ごす時間が増えるといった点から二人の将来を描けることに繋がります。つまりは、結婚をして家庭を持つという明るい未来を想像できるのです。人生計画を立てやすくなる点は、夜勤をやめて通常の生活を送ることによるメリットと言えます。
日中に行動できることから趣味に割く時間が増えることで、プライベートが充実する期待も持てます。今まで夜勤により我慢していた趣味に没頭できることで、より充実した日々を送れていると実感できるでしょう。
健康への悪い影響が軽減される
夜勤は人間にとって好ましい本来の生活リズムの逆をいくため、健康面への悪影響が否めません。一例ではありますが、高血圧・糖尿病・脳卒中・心臓病などを引き起こしやすくなる点が懸念されるのです。しかし、夜勤をやめて昼間に行動し夜はしっかりと寝る生活を送ると、健康への悪い影響は軽減されます。
しっかりと睡眠を取ることで抗体が免疫物質を作り異物を排除してくれるため、免疫機能の向上が期待できるのです。なお、体内リズムを乱さず寝つきを良くする、快眠に導く要素として下記が挙げられます。
- 朝起きて日光を浴びる
- 起床後2時間以内に朝食を食べる
これらは夜勤生活では実現しづらいことです。つまりは、夜勤をやめると健康に良い効果を与えられる生活を送ることに繋がります。
出典:大塚製薬免疫navi-免疫力を下げる生活習慣 – 現代の暮らしと環境
精神面が安定する
夜勤をやめることで、精神面の安定が期待できます。その理由にセロトニンという脳内の神経伝達物資が関係しているのです。セロトニンはドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きがあります。セロトニンの分泌には日光を浴びることが欠かせないため、つまりは日中に行動する必要があるのです。
また、セロトニンは日中に分泌量が多くなることから、規則正しい生活が求められます。精神面の安定には早寝早起き・人間本来のリズムが重要なため、夜勤をやめて日中に行動をすることは良い効果を生むのです。
そして、セロトニンは怒りや焦りといったマイナスな感情を抑制し幸福感が増すため、幸せホルモンとも呼ばれています。緊張によるストレスを軽減する、快眠が得られるといったメリットもあり、分泌されることで体に良いことしかないと言っても過言ではないのです。
出典:サントリーウエルネスOnline-幸せホルモン「セロトニン」とは?セロトニンの作用と増やす方法を解説
夜勤を回避するための対策
夜勤を回避するためには、主に下記の対策を講じる必要があります。
- 日勤に変更できるか相談する
- 転職する
現在勤めている職場が夜勤だけでなく日勤も可能な場合は、一度相談してみてください。体調を考慮し日勤に変更したいといった意見を職場の上司などに伝えることで、現状を打開できる可能性に期待できます。
なお、夜勤から日勤に変わった場合は、平日の昼間は基本的に仕事なため休みにくい、通勤ラッシュに巻き込まれるといったデメリットがあることを理解しておきましょう。
そして、今の職場が夜勤のみの体制である場合は、思い切って転職をすることも一つです。日勤の仕事は数多くあるため、自身の求める給与や勤務体制など、理想に近いものを見つけて応募してみてください。転職活動をより有意義なものにするには、転職エージェントの活用も視野に入れておきましょう。
夜勤に向いている人の特徴
夜勤に向いている人の特徴として、主に下記が挙げられます。本来人間にとって好ましい生活リズムではない、健康への悪影響が心配されるといった面はあるものの、人によっては夜勤向きのケースは十分考えられるため要チェックです。
- 収入アップを図りたい人
- 夜型の生活を送っている人
- 体調管理が得意な人
- あらゆる環境でも眠れる人
- 通勤ラッシュを避けたい人
収入アップを図りたい人
夜勤で働くことによる最大のメリットと言っても過言ではない部分として、高収入が期待できる点が挙げられます。労働基準法で言う夜勤は22時~翌朝5時の時間帯に働くことを指しており、賃金については通常の2割5分以上高く設定するよう法律で定められているのです。
つまり、夜勤で働き続けることは日勤よりも高収入を得られると言えます。そのため、今よりも収入アップを図りたい場合は、夜勤により働くことがおすすめです。同じ業務でも働く時間が違えば、収入面に大きな影響を与えます。
夜型の生活を送っている人
元々夜に起きて日中は寝るという生活を送っている人にとって、夜勤のスタイルは苦痛とならないでしょう。もちろん人間本来の好ましい生活リズムとは異なるため健康面等への影響は否めませんが、変なストレスを抱えずに済むかもしれません。
日中よりも夜の方が集中力が持続するなど、高いパフォーマンスが期待できる場合は夜勤が向いていると言えます。日頃の私生活から、自身に向いているか否かを判断してください。
体調管理が得意な人
夜勤は日勤に比べて生活リズムが乱れがちなため、体調を崩す可能性が否めません。そのため、体調管理が得意な人にとって夜勤は向いています。食事の時間帯が深夜になる、睡眠時間の確保が難しいなど、人体に悪影響となる要素が多い点はしっかりと理解しておきましょう。
そのうえで、栄養バランスの取れた食事や昼間とはいえ質の高い睡眠時間を確保するなど、自己管理を徹底できる人は少なからずいます。免疫力を高めるための努力をしっかりとできる人は、夜勤に向いていると言えるでしょう。
あらゆる環境でも眠れる人
夜勤は夜から朝方にかけて仕事をするため、必然的に寝る時間は昼間になります。多くの人が行動している時間帯であるため、例えば誰かと住んでいる場合は生活音が睡眠の妨げになりかねません。そのため、あらゆる環境でもしっかりと睡眠時間を確保できる人は、夜勤での働き方が向いていると言えます。
通勤ラッシュを避けたい人
日中の仕事をする場合、朝の通勤ラッシュは避けられないと言っても間違いではありません。多くの会社員が行きかうなか毎朝職場へ向かうことは、ストレスに繋がる要因と言えます。しかし、夜勤であれば多くの人が帰宅してから出勤となるためラッシュに遭遇することはないです。
夜勤はすべてがおかしくなるかについてよくある質問
夜勤はすべてがおかしくなると言われる理由とは?
生活リズムが乱れる、周囲の人と生活が昼夜逆となるため時間を合わせにくい、ストレスが溜まりやすいといった様々な要素から体調不良に繋がる恐れがあることなどが理由として挙げられます。
やめることによるメリットとは?
周囲の人と生活リズムが合うことでコミュニケーションの機会が増すため、日々が充実する可能性が期待できる点はメリットです。また、健康への悪影響が軽減される、精神面が安定するといった点も挙げられます。
女性の夜勤は危険?
夜は酔っ払いが多くなる傾向にあることから、女性が何らかの被害を受ける可能性は否めません。また、通勤時に夜の道で犯罪に巻き込まれるケースもあり得るでしょう。そういった点から、女性の夜勤は危険と隣り合わせであると理解してください。今では普通になった在宅によるデータ入力や電話応対など、女性でも働きやすい夜勤の仕事はあるためチェックしておきましょう。
夜勤で性格が変わるのは本当?
性格が変わるという表現は語弊がありますが、精神的に不安定になることは少なからず影響すると考えられます。睡眠時間をしっかりと確保する、栄養バランスの良い食事をとるなど、対策を講じることで軽減できる可能性はあります。
まとめ
この記事では、「夜勤はすべてがおかしくなる」「人生終了」などと言われる理由や、現状夜勤で働いている人がやめることにより得られるメリットについて解説しました。人間本来の生活リズムではない働き方であることから、心身共に与える悪影響が夜勤はすべてがおかしくなると言われる理由です。
夜勤をやめることで日々が充実する、健康面・精神面の改善が期待できるなどのメリットがあります。今の夜勤生活が苦しいと感じる人は、日勤への変更を希望してみる、あるいは転職するなど何らかの行動を起こしてみてください。
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