鉄道会社は大企業と言える規模が多く、安定性があるとの印象を抱いている人は一定数いるのではないでしょうか。
そのため、入社を希望する人は少なくありません。正社員を目指すために転職をして、契約社員からキャリアをスタートさせる人もいるでしょう。
しかし、ネット上では鉄道会社はやめとけと言われているようです。その理由はなぜなのか、ネガティブなワードについては事前に知っておいた方が良いと考えられます。
そこで今回は、鉄道会社はやめとけと言われる理由や働くメリット・デメリットを紹介したうえで、ブラックという情報は本当かについて調査するため、ぜひ参考にしてみてください。
就活は人生に1度の一大イベントです。自分をできるだけ高値に売るためにも、ぜひ就活サイトをご活用ください。
休みが多い、給料が高い、キャリアになるなど就職の悩みをまるっと投げましょう。
親身にサポートしてくれるおすすめ就職サイトは下記になります。
業界最大手!!手厚いサポートが魅力です!
どのサイトも無料でサポートしてもらえるので、とりあえず登録だけもおすすめです。
就職のプロに話を聞くだけでも、自分の現状がわかるので、ぜひサイトを覗いてみてください。
鉄道会社はやめとけと言われる理由
鉄道会社はやめとけと言われる理由として、主に下記が挙げられます。
- 年功序列な社風が色濃い
- 給与が決して良くない
- 乗客からのクレーム対応が大変
- 業務が天候に左右される
年功序列な社風が色濃い
年功序列な社風が色濃く残っている会社が少なくない点は、やめとけと言われている理由です。若い社員の功績は、評価はされるものの昇進や昇給に繋がりにくい可能性は否めません。
ベンチャーに多い実力主義とは異なる社風となる点は、今の時代にはあまりそぐわないと感じる人も多いのではないでしょうか。
給与が決して良くない
鉄道会社は基本給は決して良くないという声も挙げられています。もちろん役職に就いたり駅勤務ではなく運転士や車掌になったりすると、給与アップは見込めます。
しかし、毎月の給料というよりも退職金やボーナスに期待ができるという鉄道会社は少なくないようです。そのため、毎月の給与をメインに仕事を選びたい人からはやめとけという声が挙がります。
乗客からのクレーム対応が大変
鉄道会社はクレームを受けることが少なくない点も、やめとけと言われる理由です。少しのトラブルによる遅延でも、多くの人が利用することから影響は甚大なものとなりかねません。
数分の遅れにより乗り継ぎができず、ビジネスシーンやプライベートにおける計画を乱す可能性が考えられます。また、遅れに繋がる大抵の理由は乗客によるものという点ももどかしいところです。
駅員として従事する人は、ほぼ毎日といっても過言ではないほどのクレーム対応をしています。特に、全国区となる線路網を持つ場合は各地の遅れが影響しかねないため、大変な業務となるのです。
業務が天候に左右される
鉄道会社の業務は天候に左右される点も、やめとけと言われる理由に挙げられます。台風・強風・大雨・大雪など、様々な要素により電車は遅延をします。
安全に走行するためとはいえ、利用する人から理解を得ることは難しいときもあるのです。運転取り止めとなれば、クレームはかなりのものとなるでしょう。
払い戻し対応があるとはいえ、例えば予定していた旅行に行けないとなれば、激怒する人も少なくありません。
やめとけと言われる鉄道会社で働くデメリット
鉄道会社で働くうえで感じるデメリットは、やめとけと言われる所以です。主に下記が挙げられるため、ぜひチェックしておいてください。
- 労働時間が不規則
- 土日祝日に休みづらい
- 理不尽なクレーム対応でメンタルへの負担が大きい
労働時間が不規則
鉄道会社の労働時間は不規則なため、健康面が不安視されます。本社勤務であれば日勤が少なくありませんが、駅勤務となれば泊まり勤務が発生します。
また、保線の業務にあたる場合は電車が走行していない時間帯に点検を実施するため、夜勤が多くなるでしょう。ワークライフバランスが整いにくい点は、デメリットに挙げられます。
土日祝日に休みづらい
鉄道会社でも駅勤務をはじめ、現場にて働く社員は土日祝日は休みづらい傾向にあります。土日祝日はプライベートで出かける人が多いため、休みを希望すると嫌な顔をされるかもしれません。
ゴールデンウイークやお盆、年末年始など多くの人が移動するであろう時期は、鉄道会社にとっては繁忙期です。そのため、休んでいる場合ではないだろうという考えが会社としてあるのです。
理不尽なクレーム対応でメンタルへの負担が大きい
鉄道会社に勤務することは、クレーム対応に耐える日々といっても過言ではありません。多くの人が利用することから、理不尽なクレーム対応も少なくないでしょう。
鉄道会社社員としてどうしようもない問題として、主に下記が挙げられます。
- 天候による電車の遅れ・運転取り止め等へのクレーム
- 人身事故による遅れに対するクレーム
例えば、台風で列車の運行が難しい場合は、事前にニュースでも運転取り止めを報道しています。それにもかかわらず、駅に来てから何故運行していないかと激怒する人が少なくないのです。
乗客の安全を考慮し運転取り止めを決めたとしても想いは伝わらず、自分の計画を遂行させるために走らせろと罵声を浴びせる人は一定数います。
また、人身事故による列車の遅延についても、駅員に対し激怒する人は多いです。特に乗り継ぎができず自宅に帰れないとなれば、激怒した人が駅構内に溢れる光景は珍しくないのです。
天候・人身事故のいずれも気持ちはわかるものの、鉄道会社に勤務する社員にとってもどうしようもない問題となります。
このような理不尽なクレーム対応はメンタル面への負担が大きく、出勤が億劫になりかねません。
やめとけと言われる鉄道会社で働くメリット
やめとけと言われる鉄道会社で働くメリットとして、主に下記が挙げられます。
- 社割がある
- 大手企業となるため福利厚生が充実し安心感がある
- 残業が少ない傾向にある
- 研修や勉強会など社内制度がきちんと敷かれている
社割がある
鉄道会社に勤務をすると、自社線であれば社員割引料金で利用できます。JRであれば、在来線や新幹線を大幅な割引で利用できるため、プライベートでの旅行費を抑えられます。
社割は家族にも適用されるため、例えばJR西日本とJR東海社員が結婚をすると博多から東京までの新幹線を大変お得な料金で利用可能です。
電車による移動費を大幅に軽減できる点は、家計を救うことにも繋がります。
大手企業となるため福利厚生が充実し安心感がある
鉄道会社は国内でも有数の大手企業と言えるため、福利厚生が充実している傾向にあります。勤務する会社を選ぶ際に、いかに福利厚生が手厚いかを気にする人は少なくないでしょう。
福利厚生がしっかり整備されていると、社員にとって安心して働き続けられることに繋がります。長年に渡り勤務することを想定した場合、欠かせない要素です。
残業が少ない傾向にある
鉄道会社は残業が少ない傾向にある点もメリットとして挙げられます。企業や職場の在籍人数で変わってきますが、基本的には自分の勤務終わりに次の社員が来るため、残業はほぼないでしょう。
ただし、人身事故をはじめとする人災、天候による運転計画変更など急な対応を要する場合は、残業となる恐れがあります。しかし、働いた分はきちんと残業代を受け取れることが多いため安心です。
研修や勉強会など社内制度がきちんと敷かれている
鉄道会社で働くにあたって、新たな企画商品や旅行会社と提携するプランなど、季節により様々なものが随時登場します。そのため、日頃から知識のアップデートは欠かせません。
大抵の企業では自分の時間を使い勉強をしなければいけませんが、鉄道会社は研修・勉強会といった制度が社内できちんと整備されている傾向にあります。
働く社員同士での情報効果もしやすいため、全体的な知識の底上げが図りやすいのです。
鉄道会社はブラックだからやめとけは本当?
「鉄道会社はブラックだからやめとけ」という声を、ネット上で目にすることがあります。これについて、結論は決してブラックではないと言えます。
では、なぜ鉄道会社に対してブラックというワードが飛び交うのか。その理由として、主に下記の要素が考えられます。
- 上司からの圧力
- 昇進・昇給に繋がるには結構な期間を要す可能性がある
- 転職活動に活かしにくい
- 給与が決して多いとは言えない
年功序列が色濃い会社が少なくないと言えるため、上司からの圧力に悩むケースが考えられます。若手社員の意見はなかなか通りづらいため、働きにくい可能性があるのです。
また、年功序列という社風により昇進・昇給に繋がる期待が薄い点もブラックと言われる所以です。昇進できたとしても結構な期間を要すことから、精神力が強くなければいけません。
そして、鉄道会社の駅勤務となった場合、接客という点からコミュニケーション能力は活かせるかもしれません。しかし、切符販売の知識については他職種に活かしにくいと言えます。
なお、基本給があまり良くないという意見もブラック企業と言われる要素です。大企業であるにもかかわらず、高年収ではないケースが多い印象を受けます。
これらの要素は従業員にとってはマイナス要素となるため、ネガティブなワードでブラックが使われます。
鉄道会社の主な仕事
鉄道会社に勤務すると、どういった仕事があるのでしょうか。主な業務に下記が挙げられるため、入社を希望する人はリサーチしておきましょう。
- 駅員
- 車掌
- 運転士
- 技術職
- 営業・人事など
駅員の業務は、窓口にて切符を販売したり改札にて利用者の対応をしたりが主な業務です。電車を利用する人とのやり取りが多く、コミュニケーション能力が求められる仕事と言えます。
車掌や運転士は走行中の電車に携わる業務を請け負っており、基本的には駅勤務を経て適性試験に合格した人のみ従事することが可能です。
また、技術職は車両や踏切、建築物などのメンテナンスや開発といった業務を請け負います。駅勤務と違い、利用客と触れあうことはほぼありません。
そして、営業や人事などは鉄道会社本社勤務となる人の業務です。なお、ダイヤを考える、シーズン毎の企画切符案を出し現実にするなどの業務も本社社員が担当する業務となります。
鉄道会社への転職におすすめの転職エージェント3選
鉄道会社へ転職をする際は、転職エージェントの活用がおすすめです。豊富な支援経験をもとに転職活動をサポートしてくれるため、頼りになります。
数ある転職エージェントのなかでもおすすめ3選をピックアップするため、ぜひ参考にしてみてください。
- リクルートエージェント
- doda
- Green
圧倒的に求人数が多い『リクルートエージェント』
- 圧倒的に求人数が多く、ドライバー案件も多い
- キャリアアドバイザーから求人を紹介してもらえる
- サポートが手厚く効率良く転職活動を進められる
リクルートエージェントは数ある転職エージェントの中でも圧倒的に求人数が多く、ドライバー関連の案件も豊富に扱っています。さまざまな企業の求人の中から希望に合ったものを見つけやすいです。
2023年12月1日時点のドライバーの公開求人数は約500件、非公開求人は約1,300件であるため、少なく感じる人は他の転職エージェントと併用してみましょう。
また、面談で転職の希望を伝えることにより、適した求人を紹介してもらえます。さらに、応募書類の添削や面接対策などの手厚いサポートを受けられるため、効率良く転職活動を進められる点も魅力です。
\ 無料で登録できます!! /
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数(2023年12月1日時点) | 374,782件 |
対応地域 | 全国 |
職種 | 全職種 |
種類 | 総合型 |
自分でも求人を探したいなら『doda』
- 自分で求人を探して応募できる転職エージェント
- エージェントサービスの利用により効果的なサポートを受けられる
- スカウトサービスもあり自分のペースで転職活動を進めやすい
dodaはパーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。総合型の転職エージェントであるものの、自分で求人を探し応募まで可能です。
総求人数も多いことから細かい条件で検索しても自分の希望に合ったものを見つけやすいでしょう。ドライバーの求人も豊富にあり、12月1日時点では2,424件もあります。
エージェントサービスを利用することで手厚いサポートを受けられ、求人の紹介や応募書類の添削、面接対策などを活用できます。
また、スカウトサービスが活発であるため、企業からの誘いを待ちながら転職活動を進めることも可能です。
\ 無料で登録できます!! /
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数(2023年12月1日日時点) | 223,854件 |
対応地域 | 全国 |
職種 | 全職種 |
種類 | 総合型 |
IT系の転職を目指すなら『Green』
- IT業界・職種の求人を網羅しているサービス
- 企業の雰囲気を把握しやすい
- 人事担当者から直接スカウトが届き、面接前にカジュアルに会える
Greenは株式会社アトラエが運営している転職エージェントで、IT業界の職種を中心に紹介する特化型のサービスです。ほぼ全ての企業が写真を多く掲載しているため、職場の雰囲気を把握しやすいでしょう。
人事担当者からの直接スカウトも盛んであり、利用者の60%以上が企業からのオファーをきっかけに転職をしています。求人の紹介や応募書類の書き方アドバイス、面接対策といったサポートもあります。
さらに、面接前に担当者とカジュアルに会うことも可能であるため、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
\ 無料で登録できます!! /
運営会社 | 株式会社アトラエ |
公開求人数(2023年12月13日時点) | 29,905件 |
対応地域 | 全国 |
職種 | IT業界・業種 |
種類 | 特化型 |
鉄道業界はやめとけに関するよくある質問
就職は難しい?
鉄道会社への就職は、決して簡単ではないと言えるでしょう。その理由は、やはり多くの人が入社を希望するため競争率が激しい点にあります。
鉄道会社にも様々な職種があるため、分野を絞りスキルを伸ばすことで入社できる可能性は高まるでしょう。
また、正社員ではなく契約社員として入社し、後に正社員試験を受けて合格をするという選択肢もあります。これは、鉄道会社への転職を希望する人向けの方法です。
平均年収は?
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagでは、電車運転士の平均年収を593.1万円※1と発表しています。
なお、国民の平均年収は国税庁が461万円※2と発表しているため、かなり上回っていることがわかります。
また、jobtagにおけるハローワークの求人統計データで月額賃金は18.2万円となっているため、決して高く金額ではありません。
※2:国税庁-平均給与
どのような会社がある?
鉄道会社を大きく分類すると、JR・私鉄・第三セクター鉄道・公営鉄道に分けられます。JRは旧国鉄で、1987年に民営化した鉄道会社です。
西日本・東海・東日本・九州・北海道・四国・貨物などJRは全国にありますが、それぞれ別会社となります。
私鉄はJR各社を含まない民間が運営する鉄道会社です。主な企業には東京メトロ・京王電鉄・阪急電鉄などが挙げられます。
第三セクター鉄道は国や地方公共団体が該当する第一セクターと民間企業の第二セクターが共同出資し設立された事業体です。
主な会社には三陸鉄道や鹿島臨海鉄道、のと鉄道などがあります。
そして、公営鉄道は地元地域の人々の生活を便利にすることを目的に退場した会社で、地方公営団体が運営しています。主な会社は日暮里・舎人ライナーや上野モノレールなどです。
まとめ
この記事では、鉄道会社はやめとけと言われる理由や働くメリット・デメリットを紹介し、ブラックという情報は本当かについても解説しました。
鉄道会社は昔からのしきたりが色濃く年功序列な社風であり、またクレーム対応が大変などの点が酷評に繋がり、やめとけと言われることが少なくありません。
しかし、そう言われるものの社割をお得に電車移動ができたり大手ならではの手厚い福利厚生などはメリットです。
一方で、労働時間が不規則なことや土日祝日は休みづらいなどはデメリットに挙げられます。
ブラックなのかと言われていますが、業務的に厳しい内容はあるものの、決してそうではありません。
コメント