リクルートエージェントは大手転職エージェントであり、圧倒的な求人数を誇る点から人気を獲得しています。しかし、その一方で紹介される求人は「ブラックばかり」という評判も寄せられているのです。
効率良く転職活動を進めたい人におすすめのサービスですが、不安を感じる場合はなぜブラックばかりと言われているのか理由を押さえましょう。
そこで今回は、リクルートエージェントの求人はブラックばかりなのかについて解説します。あわせてブラック求人の見分け方も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
リクルートエージェントの求人はブラックばかり?
リクルートエージェントは転職エージェントの中でも特に求人数が多く、公開・非公開の求人を合わせると約70万件もあります。このように求人数が多くあることから、ブラック企業に出会う可能性があります。
人によってはホワイト企業と感じるものでも、希望と全く沿わなければブラックと思う人もいるでしょう。そのため、リクルートエージェントの求人はブラックばかりではありません。
また、大手の転職エージェントは求職者が短期間で退職すると企業側に報酬を返金しなければならないケースが多いため、リクルートエージェントが悪質な求人を紹介するメリットはないといえるでしょう。
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リクルートエージェントがブラックばかりと言われる原因
リクルートエージェントが「ブラックばかり」と言われる主な原因は次の通りです。
- ビジネスモデルが成果報酬型であるから
- ブラック企業と感じる基準は人それぞれであるだから
- 利用者が多く一定の割合で悪い評判がつくから
ビジネスモデルが成果報酬型であるから
リクルートエージェントを始めとする転職エージェントは、成果報酬型のビジネスモデルを採用しています。
人材を企業に紹介すると報酬を受け取る仕組みであることから、担当者によってはノルマを達成するために急いで成約まで進めようとする場合があります。
その結果として、紹介された求人が自分自身の希望と合わないことがあるため、その企業をブラックと感じる人はゼロではありません。
ただし、先程のように求職者がリクルートエージェントを介し入社をしても、短期間で退職すると返金しなければならないため、悪質な求人を紹介される可能性は少ないです。
ブラック企業と感じる基準は人それぞれであるから
リクルートエージェントから紹介される求人が良い場合でも、人によってはブラック企業と感じるケースはあります。
求職者によって希望の業界・職種・条件は異なるため、その良し悪しは人により違いが出ます。紹介される企業の大半は法律を遵守しているため、一概にブラックであるとは言えません。
これらのことから、一般的な求人に対してもブラック企業と感じる人がいるため、「リクルートエージェントはブラックばかり」という評判が目につくのです。
利用者が多く一定の割合で悪い評判がつくから
リクルートエージェントは国内有数の大手転職エージェントであり、求人数だけでなく利用者も多いです。
利用者数が多いと、その中でマイナスな評判を発信する人が一定の割合で現れることから、「リクルートエージェントはブラックばかり」などと、悪い意見が目立つようになります。
リクルートエージェントの口コミや評判をチェックすると、決して悪い内容ばかりではなく、「利用して良かった」というものも多く見られます。
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ブラック企業ばかり紹介される人の特徴
リクルートエージェントは利用者によって紹介される求人が異なるため、人によってはブラック企業ばかりを紹介されるケースがあります。ここからは、ブラック企業ばかりを紹介される人の特徴を紹介します。
新卒1~3年目などで実力・実績がない
リクルートエージェントを始めとする転職エージェントは、利用者のスキルや実績に合わせて適切な求人を紹介します。つまり、実力や実績が十分にあるほど良い求人と出会いやすいです。
しかし、新卒1年目から3年目などで経験が乏しく、転職に有効であると判断できるほどの実力や実績がない場合は、必然的に紹介される求人の幅が狭まります。
その結果、提示した希望条件に合致しない求人を紹介される可能性が高まります。
現職の給料が低い
一般的に現職の給料は、勤めている会社からの評価が反映されており、スキルや実績を判断する要素となります。
そのため、現職の給料が低い利用者は「そこまでポテンシャルが高くない」と判断されてしまい、企業からのニーズは低くなりやすいです。
このような人材でも採用したいと考える会社は、人手不足のベンチャー企業やスタートアップ企業が多くなる傾向にあります。
有名企業や大手企業などの求人は紹介されにくいため、「ブラックばかり紹介される」と感じやすいでしょう。
1つの仕事しかしてない
職歴が十分にある人でも汎用性がなく1つの仕事しかしていない場合も、転職市場における価値が下がり、紹介される求人の幅が狭くなりやすいです。
例えば、営業職しか経験していない人は同業界・同職種への転職には優位であるものの、未経験の分野への転職は難しくなります。
このように別の分野への転職を希望する場合、未経験者扱いになることから紹介される求人が意に沿わないケースが多いです。
ただし、今まで経験がないジャンルであっても、現職と関連性がある分野であれば実績を活かせる可能性があるため、担当のキャリアアドバイザーへ相談しましょう。
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ブラック求人を見分ける方法
リクルートエージェントを介して転職活動をするとき、ブラック企業への入社を防ぐためには、応募の段階で見極める必要があります。ブラック求人を見分ける方法は次の通りです。
- 給与内訳の「手当」の数・種類
- 求められる経歴・スキルに対する年収の高さ
- 長期間求人が出ていないか
- 業務内容をイメージできるかどうか
- 募集企業の口コミの内容
- 転職会議などを確認する
- 土曜日出勤の場合があるか
給与内訳の「手当」の数・種類
ブラック企業は給与面に問題があるケースが少なくないため、応募の段階で必ずチェックを実施しましょう。特に給与の内訳に手当の種類が多い場合は注意しなければなりません。
募集要項に記載の給与が高い場合でも手当が大部分を占めており、内訳によっては基本給が少ないケースがあり得ます。
この場合、求人票に書かれている給与を実現するためには複数の手当を得る必要があり、転職すると大幅に収入が下がる可能性があるでしょう。
また、基本給が低くなるとその金額が反映される残業代や賞与が少なくなる点にも注意してください。
求められるスキル・経歴に対する年収の高さ
ブラック企業は離職率が高い傾向にあるため、慢性的に人材不足であるケースが多いです。
そのため、応募のハードルが下がる求人票の内容となっており、求められるスキル・経歴に対して年収が高くなることがあります。
例えば、「未経験OK」と記載されているのにもかかわらず、「年収500万円以上可」などと記載されている場合です。
このような求人は、入社が決まってから条件を変更されたり、休日出勤を強制されたりすることがあります。他にも、歩合給込みで給与額が記載されており、実際の年収は低いケースも少なくありません。
長期間求人が出ていないか
求人の条件が良いにもかかわらず、長期間求人が出ている場合もブラック企業の可能性が高いです。このケースでは2つのパターンが考えられます。
1つ目は条件に対して求める人物像のハードルが高く、なかなか採用が決まらないケースです。この場合では、選考の難易度は高いだけでありブラック企業とは言い切れません。
2つ目は採用は頻繁にあるものの、入社した社員が定着せず入れ替わりが激しいパターンです。この場合、職場の離職率が高い傾向にあるため、労働環境や職場の人間関係に大きな課題を抱えている可能性が高いです。
業務内容をイメージできるかどうか
紹介された求人であったとしても募集要項をよく確認し、業務内容を具体的にイメージできるかをチェックしてください。
募集要項の業務内容が曖昧に記載されていると、入社後の業務指示も不明瞭になる可能性が高いです。また、具体的に業務内容を記載しないことにより、幅広い仕事を任せるケースも少なくありません。
ブラック企業は慢性的に人材不足であり常に新しい社員を求めているため、複数の仕事を任せられる人を重宝します。
このような企業に入社すると、希望していない業務を任せられるだけでなく、仕事量が多くなり時間が削られる可能性が高いです。
年間休日は適正か
休日を十分に確保したい人の場合は、募集要項に記載されている年間休日が適正かを確認しましょう。
例えば、「週休二日制」と記載がある場合、毎週土日が休みというわけではなく、月に一度いずれかの週に土日の両方が休みという意味です。つまり、週休二日の場合は毎週土日が休みというわけではありません。
毎週土日に休みを希望する場合は「完全週休二日制」の記載があるかを確認してください。ブラック企業は年間休日が少ない傾向にあるため、必ずチェックしましょう。
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リクルートエージェントを利用するメリット
リクルートエージェントを利用する主なメリットは次の通りです。
- 書類添削・面接対策などのサポートが充実している
- 全業種を網羅しており求人数が多い
- ヒアリングが丁寧である
- 機能・ツールが充実している
- 転職セミナー・イベントを定期的に開催している
書類添削・面接対策などのサポートが充実している
リクルートエージェントは登録後のサポートが充実しており、特に書類添削・面接対策などの支援は丁寧なアドバイスを受けられると好評です。
過去の面接のデータから聞かれるであろう質問を想定し、練習できることから本番を落ち着いた気持ちで臨めます。サポート体制が手厚く、モチベーションを維持しながら転職活動を進められるでしょう。
特に転職が初めてで不安な人でも、万全の準備のもと選考に挑戦できる点はメリットです。
幅広い業種を網羅しており求人数が多い
リクルートエージェントは取り扱っている業種の幅が広く、網羅しており求人数が多い点が大きな特徴です。登録してからカウンセリングを受けた後、紹介される求人数も多いため自分に合った仕事を選びやすいです。
また、希望する条件で絞り込んでも合致するものがヒットしやすい点も大きな魅力といえるでしょう。
他の転職エージェントでは出会えない求人も多いため、リクルートエージェントと他のサービスを併用することもおすすめです。
ヒアリングが丁寧である
リクルートエージェントはカウンセリング時のヒアリングが丁寧であり好評です。本当に希望している条件を引き出してくれることから、自分が気付かない内容もヒアリングされます。
また、志望動機や自己PRを考える際も、面談することにより自分では気付かない強みや得意分野などが見つかるケースも珍しくありません。
もし面接などの選考で上手くいかない場合でも、その内容を話し合うことで原因を追求し改善しステップアップできるでしょう。
機能・ツールが充実している
リクルートエージェントは、アプリなどの便利な機能ツールが充実しています。例えば、登録することにより、「パーソナルデスクトップ」という機能が利用可能です。
このパーソナルデスクトップは、キャリアアドバイザーが紹介してくれる非公開求人を自分で探し閲覧できます。
他の転職エージェントの場合、非公開求人は面談をしなければ紹介してもらえないことが多いため、便利と感じる利用者は多いです。
他にもアプリを使用することにより、スマートフォンを使い簡単に職務経歴書を作成できます。
転職セミナー・イベントを定期的に開催している
リクルートエージェントでは、定期的に転職セミナーや転職イベントを開催しており、企業と出会う機会が増え有効な情報収集が可能です。
初めての転職で役に立つ自己分析のセミナーや転職フェアなどがあり、参加することで視野が広がるでしょう。転職を検討中の人でも効果的な情報を得られます。
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リクルートエージェントのデメリット
リクルートエージェントのデメリットに感じる点は次の通りです。
- キャリアアドバイザーによって不満を感じることがある
- 面談予約が取れないケースがある
- 希望条件と異なる求人を紹介される場合がある
キャリアアドバイザーによって不満を感じることがある
リクルートエージェントは大手の転職エージェントであり、求人数だけでなく在籍しているキャリアアドバイザーの人数も多いです。
そのため、場合によっては担当者との相性が悪く不満を感じるケースは珍しくありません。例えば、希望条件に合っていない求人を紹介されたり、強引に特定の仕事をおすすめされたりすることがあります。
これは、アドバイザーごとに得意分野やサポートの方針が異なるためです。また、複数の求職者を担当しているキャリアアドバイザーの場合、サポートが淡泊になることもあるでしょう。
面談予約が取れないケースがある
リクルートエージェントは面談時のヒアリングが丁寧である点が好評ですが、時期や状況によっては面談の予約が取れないケースがあります。
特に転職活動が活発になる時期では、1人のキャリアアドバイザーが担当する求職者の人数が増え、電話が繋がりにくかったり日程調整がスムーズに進まなかったりします。
そのまま面談予約が取れなければ、転職活動のスケジュールに支障が出るでしょう。
希望条件と異なる求人を紹介される場合がある
リクルートエージェントは紹介される求人数が多く、利用者は広い選択肢の中から良い求人をピックアップできますが、「希望条件とは違った求人を紹介される」と感じる人もいます。
リクルートエージェントは求職者に対し選択肢を用意してくれますが、希望条件とかけ離れ過ぎている場合は次回の面談時に詳しく話してみると良いでしょう。
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希望に合わない求人を紹介された場合の対処法
リクルートエージェントで希望に合わない求人を紹介された場合の主な対処法は次の通りです。
もう一度カウンセリングを実施する
リクルートエージェントは紹介される求人数が多いことから、「希望と合わない」と感じる場合は、もう一度担当者とカウンセリングを実施して話し合いましょう。
場合によっては担当のアドバイザーに希望が適切に伝わっていない可能性があります。特に複数の利用者を担当しているアドバイザーは忙しく、利用者の希望を把握していないケースは珍しくありません。
このようなときは、再度話し合いの場を設けて希望条件を詳しく伝えてみると良いでしょう。
ほかの転職エージェントにも登録する
リクルートエージェントをしばらく利用しても、希望に合わない求人が紹介される場合は他の転職エージェントにも登録し併用しましょう。
転職を効率良く進める人の多くは、2社から3社の転職エージェントを利用している傾向があります。リクルートエージェント以外のサービスを使用することにより、求人の母数が増え効率良く仕事を探せます。
担当者を変更してもらう
どうしても担当者との相性が悪いと感じるときは、窓口に相談することにより変更できる場合があります。
相性が良いキャリアアドバイザーに出会うことにより、利用者の強み・適性を把握した上で最適な求人を紹介してもらいやすくなります。その一方で、相性が悪い担当者と転職活動を進めることになれば効率は悪くなるでしょう。
より短期間で転職活動を終わらせたい人は、早急に担当者を変更してもらってください。
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希望に合った企業を紹介してくれる転職エージェントの選び方
希望に合った企業を紹介してくれる転職エージェントの主な選び方は次の通りです。
- 大手・有名転職エージェントは安心感がある
- キャリアアドバイザーの人数が多いと選びやすい
- 特化型・専門の転職エージェントなら良い求人が見つかりやすい
- カウンセリング・アフターフォローが充実している
大手・有名転職エージェントは安心感がある
転職エージェントは企業同士の繋がりにより成立しているため、大手・有名なサービスの方がコネクションは豊富です。
歴史が長いエージェントであれば老舗企業との結びつきがあり、求人数が多い傾向にあります。仕事の選択肢が十分にあれば、その中から最適なものを選びやすく安心して利用できます。
キャリアアドバイザーの人数が多い
ここまでの通り、キャリアアドバイザーとの相性によって転職活動の進め方に大きな違いが出ます。そのため、キャリアアドバイザーの人数が多ければ相性が良い人を見つけやすいです。
また、利用者に対してキャリアアドバイザーの人数が多いと、求職者1人に対して手厚いサポートを提供できます。
特化型の転職エージェントなら良い求人が見つかりやすい
転職エージェントには業界・職種を選ばずさまざまな求人を探せる「総合型」と、特定のジャンルに特化した「特化型」があります。
既に希望する業界・職種が決まっている場合は、特化型を利用することにより良い求人が見つかりやすいです。また、業界の知識が豊富なため、求人のミスマッチの軽減にも繋がります。
カウンセリング・サポートが充実している
カウンセリングやサポートが充実した転職エージェントを利用することで、最適な求人を紹介してもらえるだけでなく、書類選考・面接の対策ができるため選考の突破率が高くなる期待が持てます
転職活動に不安を感じている人であれば、サポート体制が充実しているサービスを選ぶことで安心して選考に臨めるでしょう。
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リクルートエージェントと併用した方が良い転職エージェント
手厚いサポートが好評のマイナビエージェント
- 2023年オリコン満足度調査で第1位を獲得している
- 転職回数・求職者の年代に適したたサポートを受けられる
- それぞれの業界の採用事情に詳しいアドバイザーがいる
マイナビエージェントは株式会社マイナビが運営する転職エージェントで、2023年オリコン満足度調査の転職エージェント部門にて、総合ランキング第1位を獲得しています。
転職回数や年代に適したサポートを受けられるため、求職者へのサポートに定評があります。求人の紹介から応募書類の添削・面接対策などを受けられるため、効率良く転職活動を進めやすいです。
また、希望する業界の転職事情に詳しいアドバイザーが在籍しているため、しっかりと面談で話し合うことでブラック企業を避け、良い求人と出会えるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数(2023年7月4日時点) | 45,875件 |
対応地域 | 全国 |
職種 | 全職種 |
種類 | 総合型 |
リクルートエージェントに関するよくある質問
利用の流れはどのようなものですか?
まずは、公式サイトにアクセスし必要事項を入力して登録を完了します。登録すると連絡が届くため日程調整をし、担当者と面談を実施します。
面談で希望条件や現在の転職状況などをヒアリングされ、その内容を元に求人を紹介されるため、良いものがあれば応募しましょう。書類選考や面接対策などのサポートを受け、選考に臨んでください。
内定を獲得した後は年収交渉や入社日の調整などを代行してもらえ、最後までサポートを受けれます。
非公開求人数はどれくらいですか?
2023年7月4日時点の非公開求人数は299,776件です。他の転職エージェントと比較しても、その数は多いといえるでしょう。
まとめ
この記事では、リクルートエージェントの求人はブラックばかりなのかについて解説しました。リクルートエージェントは求人数が多いですが、ブラック求人というわけではありません。
人によってブラック求人と感じることはあるものの、リクルートエージェントにとって悪質な求人を紹介するメリットはないため、基本的に利用者にとって良いものが紹介されます。
ただし、担当のキャリアアドバイザーと行き違いがあると、希望に沿わない求人を紹介されることもあるため注意してください。
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