仕事をするなかで、上司や先輩社員に対し質問をしなければわからない、勝手な判断はできないといったシーンに遭遇することはあるでしょう。
そういったとき、事前に指示や注意点として伝えてくれれば良いものの、いちいち聞かないと教えてくれないことは少なくありません。
では、なぜ事前に伝えておいてくれないのでしょうか。自分から聞かないといけないという不要なステップを飛ばすことで、業務がスムーズに進む気がしてなりません。
そこで今回は、仕事についていちいち聞かないと教えてくれない理由について解説します。
また、いちいち聞かないと教えてくれないことのポジティブな一面や対応策なども紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
いちいち聞かないと教えてくれない理由
仕事における内容に関し、いちいち聞かないと教えてくれない理由として主に下記が挙げられます。
- 忙しく時間を使いたくないから
- 見て覚える方法を選んでいるから
- 責任を負いたくないから
- 質問に答える自信がないから
忙しく時間を使いたくないから
日々の業務に追われ忙しく、教える側に時間がないため聞かなければ教えてくれないという事態に陥っている可能性があります。
自分に余裕がない場合は、聞かれなければ教えないというのは当然と言えるでしょう。わざわざ自分の時間を割いてまで教えている時間が、勿体ない状況にあるのです。
見て覚える方法を選んでいるから
口で説明をしてではなく、実際に自分の目で見て覚えるという方法を選んでいる場合も、いちいち聞かないと教えてくれません。
わからないだろうと上司や先輩から部下に歩み寄ることは、実際に少ないと言えます。見て覚えるというスタンスは、決して悪いやり方ではありません。
人によっては不満に繋がるやり方ではありますが、その手法を取っている方が自分の業務時間確保に繋がることは事実です。
責任を負いたくないから
責任を負うことを避けるため、聞かれなければわざわざ自分から教えたくないというパターンもあります。仮に部下がミスをした場合、誰が教えたのかと責任を問われる可能性はゼロではありません。
部下のミスは指導にあたった人に責任があると認識するケースが大いに考えられるため、最悪の場合は評価にすら影響を与えかねないのです。
そのようなリスクがあることを踏まえると、聞かれない限り自分から教えにいくことは考えにくいでしょう。
質問に答える自信がないから
部下に対して自分から教えてに行かない理由に、質問されると答えられない可能性があるというものも挙げられます。要は、自分の知識に自信がないため、あえて関わらないようにしているのです。
教えてあげたい気持ちはあっても、答えられなければ先輩・上司としての顔が立ちません。社内での存在価値を失わないためにも、自分から教えにはいかないのです。
いちいち聞かないと教えてくれないのはポジティブな面もある
仕事についてわからないことを、自分からいちいち聞かないと教えてくれない上司や先輩社員に対し、「不親切」と感じる人は少なくないでしょう。
しかし、わざわざ教えに来ない理由として、成長の機会を与えてくれている可能性があるのです。要は、部下が行動力を身に付けられるよう、あえて放置していると考えられます。
わからない点があれば自分から質問をするという、いわば当たり前のことを習慣づけられるよう、先輩や上司からは教えに行きません。
また、自分から質問をしに行くことでコミュニケーション能力が身に付く可能性にも期待ができます。
社会人として働くにあたり必要となる「行動力」「コミュニケーション能力」を磨くための、先輩・上司による優しさと言える可能性があります。
いちいち聞かないと教えてくれないときの対応策
いちいち聞かないと教えてくれないときの対応策として、主に下記が挙げられます。
- 上司や先輩が暇そうにしている時を狙う
- 質問はなるべくまとめて簡潔にする
- 質問しやすい関係性を築いておく
- 直属の上司以外に相談をしてみる
上司や先輩が暇そうにしている時を狙う
仕事に関することをいちいち聞かないと教えてくれない場合、相手が忙しいタイミングは避けて暇そうにしている時を狙いましょう。
忙しい時は自分のことで手一杯になっている可能性があるため、仮に教えてくれたとしても駆け足になり理解が追い付かないケースが考えられます。
暇なタイミングであれば表面的ではなく、一つの疑問に対し深掘りをして教えてくれる場合もあるため、後々の仕事に活かせる知識が学べるかもしれません。
質問はなるべくまとめて簡潔にする
先輩社員や上司に対し質問がある場合は、なるべく簡潔にまとめておくことをおすすめします。仕事中はそれぞれ担当する業務があるため、時間をのんびりと使っていられません。
そんな時に、何を聞きたいかまとまっていない状態では相手をイライラさせてしまう可能性があります。仕事中となれば尚更時間を取りづらいため、事前に質問内容を整理しておきましょう。
質問しやすい関係性を築いておく
質問をしやすい間柄を築いておくことも、非常に重要です。普段からあまり会話を交わさない人に対し、何か質問をすることは少し抵抗があるかもしれません。
その点、仕事であった際も休憩中に話をする機会が多い、仕事終わりに飲みに行くこともありなど、良好な関係性であれば些細な疑問も聞きやすいです。
また、そういった関係性を築けていると、相手も助けてあげたいという想いから丁寧に指導してくれる可能性に期待ができます。
直属の上司以外に相談をしてみる
直属の上司はいちいち聞かないと教えてくれない場合、そして自分は上司からも教えてくれる環境を望んでいる場合は、他の社員に相談をしてみましょう。
直属の上司も、教えたくないために自分からアクションを起こしてこない訳ではないかもしれません。日々の業務が忙しく、対応できない可能性は大いにあり得ます。
しかし、他部署や他チームの上司が自ら指導してくれている姿を見ると、その差に愕然とするケースが考えられます。
他の上司に相談をすることで、自分の直属となる上司に何か提言をしてくれるかもしれません。その積み重ねが、働きやすい環境作りに繋がることも十分あり得るのです。
あまりに居心地が悪い場合は転職もあり
現在勤務している会社の居心地があまりに悪い場合は、思い切って転職をしても良いでしょう。環境を変えることで抱えている悩みが解消し、より良いモチベーションで仕事に励めるかもしれません。
なお、転職をする際は転職エージェントの活用をおすすめします。転職エージェントは基本的に無料で利用でき、キャリアアドバイザーによる手厚いサポートを受けられる点が魅力です。
なお、転職エージェントの主なサポート内容は下記となるため、ぜひ参考にしてみてください。
- キャリアカウンセリング
- 求人紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- スカウトサービス
- 転職イベントの開催
- 入社時の条件交渉
転職エージェントに登録をするとキャリアアドバイザーによるカウンセリングが実施され、希望する仕事の内容や保有するスキル、今までの経歴などを基に適切な求人を紹介してくれるのです。
なお、転職エージェント独自に保有する非公開求人を紹介してもらえる可能性がある点も魅力と言えます。一般に出回っていない求人となるため、転職活動の幅が広がるでしょう。
そして、応募先が決まれば履歴書・職務経歴書の添削や面接対策などを実施し、内定率アップを図ります。プロの目線でのアドバイスは、個人で進める転職活動とは雲泥の差です。
転職エージェントによっては企業側からオファーが出せる、スカウトサービスを提供する場合もあります。面接確約となるオファーが届く場合もあるため、内定率アップが期待できるでしょう。
その他にも、転職イベントの開催や企業側との条件交渉など、登録をすることで転職活動をトータル的にサポートしてくれます。
いちいち聞かないと教えてくれない会社からの転職におすすめの転職エージェント3選
いちいち聞かないと教えてくれない会社から転職する際は、下記のおすすめ転職エージェント3選をチェックしてみてください。
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- リクルートエージェント
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主なサービス | カウンセリング、求人票に載らない情報の提供、初出勤準備や入社後のフォロー |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
出典:ハタラクティブ公式サイト
仕事についていちいち聞かないと教えてくれないに関するよくある質問
ダメな部下の特徴は?
何事も自分から行動を起こさず、上司や先輩社員から言われるまで待っている人です。仕事をするうえで、受け身の姿勢では効率化が図れません。
故に、社内的な評価を得ることも難しくなります。コミュニケーションを取らない部下は成長が見込めないといっても過言ではありません。
放置された場合はどうすべき?
上司や先輩社員に放置されている場合は、自分からアクションを起こしましょう。あえて放置し、部下が自ら考えて動くようアシストしている可能性はゼロではありません。
なお、仮に質問をしても返答がなく放置される場合は、社内で信頼できる人に相談をしてみてください。
パワハラに該当する?
わざと教えないようにしている場合は、パワハラに該当すると考えられます。教えてくれないという突き放すような行為は、精神的苦痛を与える要因になりかねません。
あまりに酷い場合は、環境を変えるために転職をすることも選択肢に入れておきましょう。
まとめ
この記事では、仕事についていちいち聞かないと教えてくれない理由やポジティブな一面、さらには対応策などを解説しました。
忙しく時間がない、見て覚えた方が自分のためになるなど、様々な要素から聞かなければ教えてくれない可能性はあります。
自分からアクションを起こしてほしいという、教育の一環となるポジティブな理由もあるでしょう。
しかし、あまりにいちいち聞かないと教えてくれない場合は、暇そうな時を狙ってみたり質問しやすい環境作りを普段からしてみたりと、対策を講じてみてください。
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