就職活動は大学3年生の夏頃に始まり内定企業を一つに絞るまで続きます。そのため、就職活動が早く終わる人もいれば、いつまでも決まらない人もいるでしょう。
活動できる期間が決まっているため、「いつまでに決まらないとやばい?」と不安になる学生は少なくありません。
そこで今回は、就職活動をいつまでに終わらせれば良いかを解説します。あわせて内定獲得のポイントも紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
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就活はいつまでに決まらないとやばい?
就職活動を適切に進めるためには、企業側の採用スケジュールを把握し、内定獲得への目標・期限を決める必要があります。そのためにも、就職活動のデッドラインを把握しましょう。
ここからは、就職活動はいつまでに決まらないとやばいのか解説します。
一般的な内定獲得の時期は大学4年生の6月から7月
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書」によると、内々定を受けた時期は次のような結果となっています。
- 4月:56.0%
- 5月:74.4%
- 6月:91.7%
- 7月:99.8%
出典:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書」
また、就職みらい研究所の「就職白書2022」によると、2022年卒の就職内定率は次のように推移しています。
- 4月1日時点:28.1%
- 5月1日時点:51.3%
- 6月1日時点:59.2%
- 7月1日時点:68.5%
- 8月1日時点:80.5%
- 9月1日時点:90.0%
これらのデータによると、大学4年生の6月から7月時点で多くの学生が内々定を獲得し、その中から内定先を絞ることになるため、8月から9月の就職内定率が高いです。
企業によって詳細な採用スケジュールは異なるものの、大学4年生の夏前あたりに内定を獲得すると安心できるでしょう。
一般的な就職活動のスケジュール
一般的な就職活動のスケジュールは次の通りです。
- インターンシップ:大学3年生6月~2月
- エントリー:大学3年生3月~大学4年生5月
- 会社説明会:大学3年生3月~大学4年生5月
- 選考:大学4年生6月~大学4年生9月
- 内々定:大学4年生6月~大学4年生9月
なお、業界・企業によっては大学4年生の秋ごろから選考が始まるケースも珍しくありません。
しかし、上記のようなスケジュールで採用活動を実施する企業が多く、選考と内々定が出る6月から9月までに就職活動を終えることが多いです。
1月まで内定を獲得しないと厳しい
年間を通し新卒の採用活動を実施している企業があるため、志望先を選ばなければ大学3年生の3月以降であればいつでもエントリーできます。
しかし、大学4年生の1月以降は企業の応募受付がほとんど終了しているため、そのときに選考を進めている企業の内定を獲得できなければ、卒業後から就職浪人になる可能性が高いです。
就活の終了時期・開始時期や志望企業によって変わる
就職活動の主なスケジュールは政府主導のルールに準拠していますが、企業側が個別に実施する就活イベントを見ると、年々早期化している傾向にあります。
実際に、採用情報の解禁は大学3年生の3月1日に解禁されるルールですが、大学3年生の夏に開催される短期のインターンシップの時点である程度は情報を出しているケースが多いです。
また、2025年卒の学生からは採用直結のインターンが解禁されることもあり、就職活動の終了時期はさらに早くなると考えられています。
学生の就活開始時期によって終了時期は異なる
学生によって就職活動を始めるタイミングが異なり、終了時期にも影響しています。企業側の情報解禁に伴い一早く行動をしている学生の場合、大学4年生の4月から5月に内定を獲得するケースは少なくありません。
その一方で、大学3年生の冬頃から就職活動を始めた学生の場合、順調に行けば大学4年生の6月から7月頃に内定を獲得できるものの、それよりも後ろ倒しになる可能性があります。
他にも、企業によっては長期のインターンに参加した優秀な学生に対し特別選考を実施していることもあり、早期に活動を開始した方が就職活動の選択肢や可能性は広がるでしょう。
志望企業によっても違いがある
企業側は優秀な人材を確保するために採用活動の戦略を立てています。経団連に加盟していない企業は就活ルールに合わせず採用活動を実施していることから、早い時期に選考がスタートしています。
例えば、大手企業の場合であれば多くが経団連に加盟していることから、就活ルールに従ったスケジュールで採用活動を実施しています。
ただし、インターンシップに参加した学生の中から優秀な人材に対しては、特別選考を実施のうえ囲い込むことにより、早期に内定が出るケースはゼロではありません。
中小企業の場合は大手企業と選考時期をずらすケースもあり、主に春と秋に採用活動を実施することが多いです。これらの違いから、志望先の企業によって就職活動の終了時期に違いが出るでしょう。
就活が終わらない学生の特徴
内定が決まらず就職活動が終わらない学生にはいくつかの特徴があります。主な特徴は次の通りです。
就活のスケジュールを把握していない
就職活動は早めに行動した方が内定率が高まる傾向にありますが、その一方で就活全体のスケジュールを把握せず、行き当たりばったりな進め方をしている人もいます。
時間が経過するとともにエントリーの受付が終了する企業は増えていくため、内定を獲得できなければ徐々に苦しい状況になるでしょう。
内定を獲得するためには、就職活動を「〇〇までに終わらせる」という目標を立て、エントリーしている会社の数とのバランスを見ながら効率良く進めなければなりません。
また、面接では担当者から就職活動の期限を質問されることもあるため、具体的な計画を立てる必要があります。
自己分析が不十分
自己分析が不十分な状態では、内定を獲得できない可能性が高まります。志望動機や自己PRなど、どの企業の選考でも必ず聞かれる質問は、自己分析を徹底しなければ魅力的に答えられません。
例えば、「学生時代に力を入れたこと」という質問に対しても、表面的な回答しかできず具体的なエピソードを話せないでしょう。
また、自己分析が不十分な状態だと希望する業界や、やりたいことの軸が定まらないため、応募する企業が分からずエントリー数が少なくなりやすいです。
結果として魅力的なアピールができず、時間の経過とともに数少ない持ち駒も減ってしまい、内定を獲得できなくなるでしょう。
志望企業へのこだわりが強い
志望企業・業界へのこだわりが強く、エントリー数が少なくなることで内定を獲得できないケースもよくあります。
応募先の企業に対する想いが強いほど、志望動機は強化できますが、内定を獲得できなかったときに持ち駒がなくなってしまいます。
他にも、志望企業への条件を絞り過ぎていると、エントリーできる母数が減ることにも繋がりかねません。
就職活動で早期に内定を獲得したい場合は、視野を広く持ち選択肢を増やすことも重要です。
エントリー・選考を受けている数が少ない
就職活動で上手くいかない学生の中でも、応募数・エントリー数が足りていない人は少なくありません。ここまでの説明の通り、エントリーの受付は時間の経過とともに減っていきます。
もし興味がある企業があっても、就職活動を始める時期が遅ければ、既に募集を打ち切っている可能性もあるでしょう。
特に就職活動の後半に差し掛かり、内定がない状態でエントリーしている企業数が少なくなると、それ以上に選考を受けられません。
また、選考を受けている数が少ない場合、書類選考や面接で失敗したとしても改善する機会が少なくなります。能力が高い人でも必ず内定を獲得できるわけでないため、ある程度のエントリー数を確保する必要があります。
ESの内容が練られていない
応募する企業によってはエントリー数が多くなり、次の選考に進むためのハードルが高くなります。その際に特に重要となるものが、応募書類のES(エントリーシート)です。
ESの提出は採用ステップの第一歩であり、その内容によって書類選考の採否が分かれます。また、面接においても試験官はESの内容を確認し質問するケースが少なくありません。
そのため、どのような企業にでも通じるような表面的な内容のESを提出していれば、選考の突破率が下がり内定を獲得しにくくなります。
面接やグループディスカッションの対策が足りない
面接やグループディスカッションの対策が足りておらず、内定を獲得できないケースも少なくありません。これらの選考では主に人柄をチェックするため、採用を決める重要な判断材料になります。
もちろん、就職活動の序盤では初めての面接に緊張し、上手く話せないことは多いでしょう。面接で聞かれる質問を想定し、家族や友人に協力を仰ぎ練習してから臨む必要があります。
内定獲得者がいつまで続けるか悩む理由
就職活動が順調に進み内定を獲得できたとしても、終止符を打たず就活を続ける人もいます。ここからは、内定獲得者がいつまで就活を続けるかを悩んでしまう理由について紹介します。
志望度が高い業界・会社の内定が獲得できなかった
内定を獲得したにもかかわらずいつまでも就職活動を終えられない人は、志望度が高い業界・会社の選考が上手くいっていないことが多いです。
複数から内定を獲得しても入社できる会社は1つだけです。そのため、志望度がそこまで高くない先の内定を複数獲得しても、納得できないことがほとんどでしょう。
まだ、志望度が高い業界・会社の選考が残っている場合は集中して取り組み、終わったときは内定を獲得した企業の中から、自分自身の就活軸に合ったものを選んでください。
判断基準を決めていない
就職活動を始める際は、目標や期限と同時に入社する企業の判断基準を設けましょう。判断基準がないことで、複数の内定を獲得しても1つに絞れません。
もちろん、内定を獲得してから入社する企業を吟味しても問題ありませんが、いつまでも決まらなければ就職活動は終わらないため注意してください。
内定した企業の業務内容・給与・社風といった働く上で重要な要素を調べ、自身の就職活動の基準に則しているのかを確認します。
もし全ての内定企業が基準に合っていないのであれば、その反省を活かして就職活動を続けると良いでしょう。
自分1人で決めようとしている
新卒の就職活動は、卒業後の進路を決める人生の中でも大きなイベントです。大きな選択を迫られるからこそ、一人で悩みを抱えてしまう人は少なくありません。
内定企業の中から入社する会社を選べないときは、家族や友人に相談して第三者の意見を聞くことがおすすめです。
ただし、就職活動に対してネガティブな意見を持つ人に相談すると逆効果になることもあるため注意してください。できるだけ自分の事情を知っており、冷静で客観的な意見が期待できる人に協力を仰ぎましょう。
就活でいつまでも内定を獲得できないときの対処法
大学4年生の夏を過ぎても内定を獲得できず、就職活動を終えられない人は、今までのやり方を見直し効率化を図る必要があります。ここからは、内定を獲得できないときの対処法を紹介します。
スカウトをもらい選考フローを省く
一般的に就職活動は自ら応募・エントリーのうえ選考を進めていきますが、企業側からスカウトをもらう方法もあります。
スカウトによる選考によっては、書類選考や一次面接が省略されているものもあり、短期間で内定を獲得できる可能性が高まります。
これらのスカウトを受け取るためには、新卒向けの「逆求人サイト」に登録し、プロフィールを記入しましょう。このプロフィールは履歴書・ESの役割を担うため、推敲した上で内容にこだわってみてください。
就活イベントに参加してエントリー数を増やす
就職活動ではエントリーしている数が尽きることで、何も行動できなくなる恐れがあります。そのため、就職活動を続ける限りは、一定数のエントリーを確保しなければなりません。
就職活動の後半に差し掛かったとしても就活イベントは随時開催されているため、積極的に参加し企業との接点を増やしましょう。
このような就活イベントに参加することで興味・関心の枠が広がり、選択肢が増える場合もあります。また、会場で企業側の面談を受けられるケースもあり、選考フローをスキップできる可能性もあります。
自己分析を見直す
内定をいつまでも獲得できていない場合、自己分析が不十分であることが多いです。自己分析では志望動機・自己PR・ガクチカなど、選考を受ける上で基本的なことが詰まっています。
自分一人で実施して不十分を感じる際は、就活サービスを利用することで解決できるでしょう。就活サービスの中には適性診断や自己分析のアシストツールを無料で利用できるものがあります。
これらを活用することで再度自己分析を深めて行い、企業選びを見直すと良いでしょう。
就活のプロに相談する
効率良く就職活動を進めたい場合は、就活のプロに相談し力を借りることがおすすめです。就活エージェントは無料で利用でき、面談によって希望条件を伝えることで適した企業を紹介してもらえます。
さらに、自己分析を見直す手助けをしてもらえることから、自分一人で実施するよりも質の高いものになるでしょう。さらに、応募書類の添削や模擬面接なども受けられるため、選考の突破率も高まりやすいです。
就職活動を長く続けても内定を獲得できない場合は、極力早めに就活エージェントを活用してみてください。
就活がいつまでに決まらない場合によくある質問
遅くてもいつまでに内定を獲得すれば良いですか?
就職活動の進め方は人によってさまざまで、「いつまでに」という期限はありません。そのため、少なくとも大学4年生の12月までに決まらなければ厳しいでしょう。
一般的に大学4年生の夏頃までに内定を獲得する人が多いですが、秋以降の選考を受ける人もいます。
内定が出ても就活は続けた方が良いですか?
就職活動では内定を複数獲得するのではなく、自分が納得する企業への入社を決めることの方が重要です。そのため、内定が出ても納得できていないのであれば、続けても良いでしょう。
納得いく就職活動を実現するためにも、自己分析を徹底し入社する企業の判断基準を設定してください。
まとめ
この記事では、就職活動をいつまでに終わらせれば良いのかを解説しました。人によって就職活動の進め方・スタイルに違いはありますが、時間の経過とともにエントリーできる企業数は少なくなるため注意しなければなりません。
また、自己分析を徹底し入社企業を決める判断基準を設けてください。いつまでも内定が決まらない場合は、就活エージェントを活用し効率良く進めると良いでしょう。
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