様々な仕事があるなかで、経理を希望する人は少なくないでしょう。経理は会社における経営陣の近くで働けることから、やりがいを感じやすい点が特徴です。
しかし、「経理はやめとけ」という声が見受けられます。いざ経理として働いてからではなく、事前になぜそのように言われているかは知っておきたいところです。
そこで今回は、経理はやめとけといわれる理由や将来性について解説していきます。また、経理に向いている人・向いていない人の特徴や働くことで感じられるメリットなども紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
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経理は将来性がない?やめとけといわれる理由
経理として働くことをやめとけといわれる理由は、どういった部分にあるのでしょうか。また、将来性がないという点についても真偽が気になるところです。
ここからは、経理はやめとけといわれる理由として挙げられる下記項目について、それぞれ解説していきます。
- 作業が単調
- 人間関係を構築しづらい
- 繁忙期は激務
- 仕事がなくなる恐れがある
- 評価されづらい
作業が単調
経理の業務は覚えると単調なため、なかなかやりがいを感じられない部分がやめとけといわれる理由です。定型的な業務を請け負うとなると、日々の刺激が足りなくなります。
新しいことをし続けたい訳ではなくとも、決まりきった業務をただ毎日機械のようにこなすという状態は、辛さを感じる可能性が否めません。
人間関係を構築しづらい
経理として働くなかで、会社の規模によってはコミュニケーションを図る部署は限られます。故に、人間関係を構築しづらい点もやめとけといわれる理由です。
会社という組織に所属するうえで、社内の人と良好な関係性を築くことは働きやすさに繋がります。また、仲が深まることで仕事が楽しくなる期待も持てるでしょう。
狭い範囲でしかコミュニケーションを図れない場合、仕事へのやりがいを感じられない原因にもなりかねません。
繁忙期は激務
経理の業務は繁忙期になると激務の恐れがあります。激務が想定される時期は、月末月初と年次(3月~6月・12月~1月)です。
月末月初となる月次については、その月に発生した収益や費用等を計算のうえ帳簿を作成し、月末に締め切った後の処理などに追われることとなります。
その他にも、社員に対する給料お支払い、請求書作成などに終われるため日々苦しい時間が続くでしょう。
そして、年次については6月に決算の報告をするための準備を3月から進めます。また、12月には年末調整が実施されるため激務が予想されるのです。
仕事がなくなる恐れがある
経理はやめとけといわれる理由の一つに、将来性への懸念が挙げられます。先々に経理として担当できる業務の有無を脅かす存在が「AI」です。
経理の業務はAIによる代替が起こり得るため、数年後に仕事がなくなっているのではという可能性が懸念されます。
AIによる自動化は企業にとっても経費削減に繋がることから、今後は採用枠が減少するという予想もあるのです。
評価されづらい
経理の業務は功績を評価されづらい点も、やめとけといわれる理由の一つに挙げられます。業務の成果は会社の利益に直接繋がりにくいため、正当な評価を受けづらいです。
もちろん会社にとって重要な役割を担っているため存在価値はあり、一定の評価を受けることはできます。
しかし、昇進に繋がりにくい、つまりは収入アップも難しいというネガティブな意見も少なくありません。
経理に向いていない人の特徴
経理に向いていない人の特徴として、主に下記が挙げられます。
- 数字が苦手な人
- 黙々と作業を進めることが苦手な人
- コミュニケーション能力が乏しい人
- 大雑把な性格の人
数字が苦手な人
経理業務では経費の計算をすることから、数字が苦手な人には向いていないといえます。扱う金額もそれなりに大きくなるため、数字に対し苦手意識がある人は毎日の業務が億劫になりかねません。
経費計算以外にも社員の給与等を扱う、年次や月末月初にも会社の収支を計算しなければいけないなど、常に数字と向き合うことになるため相当なストレスを抱えることが想定されるでしょう。
黙々と作業を進めることが苦手な人
経理の業務は基本的にはルーティンワークとなります。そのため、黙々と作業を進めることが苦手な人には向いていないかもしれません。
そして、業務の大半はデスクワークとなることから、じっと座り同じ体制でパソコン等に向かうことが苦痛と感じる人も向いていないでしょう。
アクティブに動く仕事の方が好きという人は、経理業務は長く続かないと想定されます。
コミュニケーション能力が乏しい人
経理は他部署、あるいは経営層に位置する社員に現状の財務報告をすることになります。また、助言をする機会もあり得るため、コミュニケーション能力が求められる職種です。
そのため、人と関わる業務に対し苦手意識を持っている人にとっては、なかなかうまく組織に溶け込めない可能性が否めません。
必要な情報をまとめて関係各所に伝える必要があることから、人との円滑なやり取りは経理として働くうえで必要な要素といえます。
大雑把な性格の人
経理業務に従事するなかで、多くの請求書・領収書などを扱います。それらは長期に渡って保管しなければいけず、紛失した場合は大問題に発展しかねません。
そのため、大雑把な性格で物の扱いが悪い人は経理に向いていないといえます。また、膨大な数字を正確に扱わなければいけないことからも、細かい性格でなければ仕事が続かない可能性が高いです。
経理に向いている人の特徴
一方で、経理に向いている人の特徴としては下記が挙げられます。
- 慎重かつ計画通りに物事を進められる人
- 数字への苦手意識がない人
- コミュニケーション能力に長けている人
- 協調性がある人
慎重かつ計画通りに物事を進められる人
経理は会社の収支を把握するなどから、扱う数字には正確性が求められます。帳簿に記載されている金額と実際の金銭の動きが異なっている場合は、大問題となりかねません。
もちろんずれが生じている場合はすぐに見直す必要があるため、慎重に業務を進められる人でなければ務まらないといっても過言ではありません。
また、経理の業務は社員の給与計算や税金関係なども扱うため、当然ながら正確性が求められます。経理のミスは働く社員から、そして周囲の人から会社の信頼を落としかねないのです。
なお、帳簿への記載や各金額の計算などには締めを設けていることが少なくないため、計画通りに物事を進められる人が向いているといえます。
数字への苦手意識がない人
経理は伝票作成や給与の計算、さらには決算書の作成など会社に関する様々な数字を扱う仕事です。そのため、数字への苦手意識がないことは向いている人の特徴として大前提といえます。
苦手意識を持っている人の場合、導入する会計システムへの金額入力、Excelへのデータ入力等の作業が億劫となり、その結果として誤入力となる可能性は否めません。
少しのミスが大問題に発展しかねないことから、長時間に渡りパソコン等で数字を扱う作業が苦にならない人は、経理として活躍できる期待が持てます。
コミュニケーション能力に長けている人
経理の仕事内容から、常に黙々とパソコンを使っての金額入力や電卓を使っての計算、帳簿への記載をしているイメージを持つ人は少なくありません。
しかし、営業部のデータをまとめることも経理の業務内容の一つです。そのため、必要な数字を取りまとめるうえでコミュニケーション能力が求められます。
もちろん、その他の部署ともやり取りがあることは十分想定されるため、コミュニケーション能力がなければ業務を円滑に進めることは難しいでしょう。
また、社内だけでなく社外の人ともお金の流れ等に関するやり取りをするケースはあります。故に、円滑に業務を進められるよう幅広い人とコミュニケーションを図れるスキルが必要です。
協調性がある人
他部署とのやり取りが想定されるうえで、スムーズに業務を進めるためには協調性が欠かせません。うまく連携を図ることが、円滑な業務遂行に繋がります。
経理の業務内容的に、いわゆるルーティンワークともいえるためアクティブさは必要ないかもしれません。
しかし、情報共有をすることでスムーズに業務が進む、かつミスの軽減に繋がる可能性があります。
部署を超えてお互いが協調性を持ち業務に励むことは、会社の雰囲気が良くなる期待も持てるでしょう。
やめとけといわれる経理として働くメリット
やめとけといわれる経理として働くメリットには、主に下記が挙げられます。
- 経営陣の近くで働ける
- 専門的な知識を身に付けられる
- 求人が多く転職しやすい
経営陣の近くで働ける
経理は会社の収支等を扱う職種であるため、経営陣の近くで働ける点がメリットといえます。会社の数字に関することを把握できるため、貢献している感覚を味わえます。
また、上層部とのやり取りは自身の経験を積むという点でもメリットに感じられるでしょう。プレッシャーのかかる位置にはなるものの、やりがいある職種といえます。
専門的な知識を身に付けられる
経理として働くことで、簿記・会計システム・パソコンスキルなどを身に付けられる点はメリットです。なかでも簿記やパソコンスキルはビジネスシーンにおいてニーズが高く、身に付けることで今後に活かせるでしょう。
専門的な知識を身に付けることで経理としてのキャリアアップはもちろん、経営・会計といった職種へキャリアチェンジをする際にも大いに活かせます。
求人が多く転職しやすい
経理という職種はどの企業にも存在するといえるため、求人が多く転職活動時に目当てのものに出会いやすい点はメリットです。都市部・地方問わず、数多くの求人が検索をかけるとヒットします。
転職サイトや転職エージェントなどでも経理職の求人は豊富に扱っている傾向にあるため、ある程度は条件を絞り込んでも見つけやすいです。
経理への転職を成功させるコツ
経理への転職を成功させるためには、求められるスキルを身に付けることは大前提です。経理で活かせるスキルには、パソコンの操作スキルやマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)、簿記などがあります。
そのうえで、転職市場を知り尽くしたキャリアアドバイザーが在籍する転職エージェントの活用がおすすめです。
キャリアアドバイザーからは、応募書類の添削や面接対策など、内定獲得率アップに向けたアドバイス・サポートを受けられます。
かつ、転職エージェントによっては適時転職セミナーが開催されていたり、企業からアクションを起こしてもらえるスカウトサービスを実施していたりします。
また、キャリアアドバイザーが独自に分析した業界・企業情報を収集できる場合もあるため、転職活動に取り組むにあたって大いに活かせるでしょう。
やめとけといわれる経理で活躍したい!おすすめ転職エージェント3選
経理で活躍するにあたって、企業選びは極めて重要です。同じ業務内容でも、職場環境や労働条件などでモチベーションは変わってきます。
ここでは、転職活動時に活用すべきおすすめの転職エージェント3選を紹介するため、ぜひチェックしておいてください。
- リクルートエージェント
- doda
- Green
圧倒的に求人数が多い『リクルートエージェント』
- 圧倒的に求人数が多く、ドライバー案件も多い
- キャリアアドバイザーから求人を紹介してもらえる
- サポートが手厚く効率良く転職活動を進められる
リクルートエージェントは数ある転職エージェントの中でも圧倒的に求人数が多く、ドライバー関連の案件も豊富に扱っています。さまざまな企業の求人の中から希望に合ったものを見つけやすいです。
2023年12月1日時点のドライバーの公開求人数は約500件、非公開求人は約1,300件であるため、少なく感じる人は他の転職エージェントと併用してみましょう。
また、面談で転職の希望を伝えることにより、適した求人を紹介してもらえます。さらに、応募書類の添削や面接対策などの手厚いサポートを受けられるため、効率良く転職活動を進められる点も魅力です。
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運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数(2023年12月1日時点) | 374,782件 |
対応地域 | 全国 |
職種 | 全職種 |
種類 | 総合型 |
自分でも求人を探したいなら『doda』
- 自分で求人を探して応募できる転職エージェント
- エージェントサービスの利用により効果的なサポートを受けられる
- スカウトサービスもあり自分のペースで転職活動を進めやすい
dodaはパーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。総合型の転職エージェントであるものの、自分で求人を探し応募まで可能です。
総求人数も多いことから細かい条件で検索しても自分の希望に合ったものを見つけやすいでしょう。ドライバーの求人も豊富にあり、12月1日時点では2,424件もあります。
エージェントサービスを利用することで手厚いサポートを受けられ、求人の紹介や応募書類の添削、面接対策などを活用できます。
また、スカウトサービスが活発であるため、企業からの誘いを待ちながら転職活動を進めることも可能です。
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数(2023年12月1日日時点) | 223,854件 |
対応地域 | 全国 |
職種 | 全職種 |
種類 | 総合型 |
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公開求人数(2023年12月13日時点) | 29,905件 |
対応地域 | 全国 |
職種 | IT業界・業種 |
種類 | 特化型 |
経理はやめとけに関するよくある質問
女性向けの仕事?
経理と聞くと事務作業がメインというイメージから、女性の業務と認識する人は少なくありません。
しかし、男性でも経理職で活躍している人はいます。特に性別に関係なく、多くの人が働ける職種です。
活かせる資格は?
簿記・給与計算検定・ビジネス会計検定・ファイナンシャルプランナーなどが挙げられます。
お金周りを扱うため、数字に強くなる資格は求められるスキルが身に付くためおすすめです。
また、Excelを使用することが多々あるため、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)の取得も有効と考えられます。
まとめ
この記事では、経理はやめとけといわれる理由や将来性について解説し、向いている人・向いていない人の特徴や働くことで感じられるメリットなどを紹介しました。
経理はやめとけと言われる理由は、作業が単調で苦痛、人間関係を構築しづらい、月末月初や年次などの繁忙期は激務となるなどが挙げられます。
なお、経理はAIが代替する職種とも言われているため、近い将来に業務が減る可能性が懸念されています。数字を扱うことが得意な人には、特に向いている仕事です。
逆に、数字が苦手でコミュニケーション能力も乏しい人は、業務が億劫になるかもしれません。
経理は経営陣の近くで働けるため、やりがいを感じられる可能性に期待ができます。さらに、専門的な知識を身に付けられるため、キャリアアップやチェンジに活かせる点はメリットです。
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