会社を辞めることは労働者の権利であり、法律では引き留めることはできません。しかし、退職の意思を上長に伝えることが億劫であったり、話しを聞いてもらえなかったりするケースは珍しくありません。
その際に、退職代行サービスを利用すると半ば強引に会社を辞められるためおすすめです。しかし、退職代行サービスの種類は多いため、どれを利用すれば良いかを迷う人は少なくありません。
そこで今回は、おすすめの退職代行サービス5選を紹介します。選び方もあわせて解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
退職代行の選び方
退職代行サービスを選ぶ際にチェックしたいポイントは次の通りです。
- 料金
- 運営元
- 連絡方法
- 実績
- アフターサービス
退職代行サービスは運営元により料金が大きく変わり、民間企業は最も安く弁護士が高くなる傾向にあります。ただし、民間企業が運営する退職代行サービスは、会社側と交渉できないため注意してください。
民間企業 | 10,000円~50,000円 |
労働組合 | 20,000円~30,000円 |
弁護士 | 50,000円~100,000円 |
労働組合や弁護士が運営する退職代行サービスは会社側と交渉できますが、法的なトラブルに発展した際に対応できるのは弁護士のみです。
即日退職を希望する場合は対応している連絡方法もチェックしましょう。LINEなどのチャットに対応しているものは、やり取りがスムーズであり履歴も残るためおすすめです。
退職代行サービスの数は多く比較的新しいものもあるため、実績の有無も重要な判断材料となります。他にも退職後のアフターサービスが充実しているものであれば安心して利用しやすいでしょう。
業者の中には転職支援サービスや失業保険のサポートも実施しており、次の一歩を踏み出しやすいです。
おすすめの退職代行サービス
即日退職も可能な『リーガルジャパン』
- 「日本労働産業ユニオン」が運営している退職代行サービス
- 相談や依頼は24時間受け付けている
- 退職後のフォローも充実している
リーガルジャパンは労働組合である「日本労働産業ユニオン」が運営している退職代行サービスです。会社側との交渉が可能であるため、有給休暇が残っている場合や未払いの残業代があるときなどに役立ちます。
LINEによる連絡に対応しており相談や依頼は24時間受け付けているため、すぐに会社を辞めたい人におすすめです。
即日退職にも対応していることから、職場への連絡は不要であり手続きは全て郵送対応になるため、依頼したその日から出社する必要はありません。退職後のフォローも充実しておりトラブルが発生した際にも対応してくれるため安心です。
料金(税込) | 25,000円※別途労働組合加入費2,000円が必要 |
最短即日対応の可否 | 可能 |
対応地域 | 全国 |
運営元 | 日本労働産業ユニオン |
LINEを使いスムーズに連絡・相談できる『トリケシ(TORIKESHI)』
- 「リーガルジャパン」と同じく日本労働産業ユニオンが運営する退職代行サービス
- 24時間体制で連絡を受け付けているため、即時退職が可能
- 労働組合の加入費用も含まれているため、追加費用は発生しない
TORIKESHIも「リーガルジャパン」と同じく日本労働産業ユニオンが運営する退職代行サービスです。こちらもLINEに対応しており、連絡・相談がスムーズに進みます。
24時間体制で連絡を受け付けているため、即時退職が可能であり会社を辞めたいその日から出社せずに済みます。日中は忙しく連絡しにくい人にもおすすめです。
雇用形態に関わらず利用料金は25,000円(税込)であり、労働組合の加入費用も含まれているため、追加費用は発生しません。さらに、アフターフォローも充実しており無料の転職支援も受けられるため、会社を辞めた後の次の一歩も踏み出しやすいでしょう。
料金(税込) | 25,000円 |
最短即日対応の可否 | 可能 |
対応地域 | 全国 |
運営元 | 日本労働産業ユニオン |
費用を抑えたい人におすすめの『退職代行ネルサポ』
- 合同労働組合ユニオンネルサポートが運営している退職代行サービス
- 低価格で利用でき会社との交渉も可能
- 退職後も回数無制限の無料相談を受け付けている
ネルサポ退職代行サービスは合同労働組合ユニオンネルサポートが運営しているサービスです。退職成功率は100%であり、労働組合が運営しているため会社側との交渉が可能です。
円満退社をサポートしてくれるため安心して利用できるでしょう。料金は通常一律24,000円(税込)であるものの、キャンペーン価格として一律22,000円(税込)とお得になっています。
さらに、リピーター限定で一律20,000円(税込)でサービスを提供しているため、費用を安く抑えたい人に適しています。退職した後も回数無制限の無料相談を受け付けている点も安心できるポイントです。
料金(税込) | 一律24,000円(キャンペーン価格一律22,000円・リピーター限定一律20,000円) |
最短即日対応の可否 | 可能 |
対応地域 | 全国 |
運営元 | 合同労働組合ユニオンネルサポート |
分割払いに対応している『退職代行の窓口』
- 労働組合と提携しているので会社との交渉が可能
- 料金は分割払いにも対応している
- 1年間有効なアフターサポートを提供している
退職代行の窓口はLeAp合同会社が運営する退職代行サービスです。即日退職に対応しているため最短で当日に退職を実現でき、手続きは会社への郵送で完結します。
労働組合である「日本経済合同労働組合」と提携しているため、会社との交渉が必要になる場合でも対応可能です。料金の支払いは分割払いもあるため、今すぐ料金を用意できない場合でも安心です。
退職後の失業保険の受け取り方についてもサポートしており、不安を感じる人でも利用しやすいでしょう。利用から1年間有効なアフターサポートがあり、離職票などの書類が届かないといった場合でも支援を受けられます。
料金(税込) | 一括:一律29,760円分割:4,960円×6回 |
最短即日対応の可否 | 可能 |
対応地域 | 全国 |
運営元 | LeAp合同会社 |
時間帯を問わず利用しやすい『退職代行ガーディアン』
- 東京都労働委員会に認証されている労働組合が運営している
- 即日退職に対応している
- 休日や深夜でも可能な限り対応している
退職代行ガーディアンは東京都労働委員会に認証されている労働組合が運営し、業務を実施しているため、違法性がなく安心して利用できます。即日退職に対応しているため、利用する当日から出社する必要はありません。
利用者の都合に合わせて休日や深夜でも可能な限り対応しているため、会社を辞める決意ができた際に利用しやすいです。会社への連絡は全て代行してくれるため、上司と直接話す必要がなくストレスを感じずに退職できるでしょう。
料金(税込) | 一律29,800 |
最短即日対応の可否 | 可能 |
対応地域 | 全国 |
運営元 | 東京労働経済組合 |
まとめ
この記事では、おすすめの退職代行サービス5選を紹介しました。退職代行サービスにはさまざまな種類があるため、提供しているサービスと利用料金のバランスを考慮し、自分の状況に適したものを選びましょう。
例えば、有給休暇の取得や未払いの残業代などがあり会社側と交渉したい場合は、労働組合が運営するサービスの利用がおすすめです。
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