『ジョブルームプラス』で検索してね

電気工事士はやめとけと言われる理由やデメリット・メリットとは?向き不向きな人の特徴も解説!

ビル・住宅・工場などの電気設備は、安全を守るためにプロが工事を実施しています。しかし、内容によっては一定の資格を保有しなければ工事をしてはいけないと法令で定められているのです。

そして、その資格がある人を電気工事士といい、いわば電気の専門家と言える存在になります。人々の生活を支えるうえで重要な存在と言えるため、やりがいを感じられるでしょう。

それにもかかわらず、ネット上では電気工事士はやめとけとマイナスな印象を抱くことを言われているのです。では、なぜそのように言われているのでしょうか。

そこで今回は、電気工事士はやめとけと言われる理由や、従事するデメリット・メリットなどを解説していきます。向き不向きな人の特徴にも触れていくため、ぜひ参考にしてみてください。

転職に失敗しないために

現状の仕事に不満を感じるなら早めの転職がおすすめです。なぜなら会社はあなたの人生に責任はもってくれないからです。

ただ仕事は急に辞めづらいのも理解できます。そこで退職代行を活用しましょう。

LINEで相談可能

お願いすると丸投げで退職できます。

退職と並行して転職の準備もしましょう。

業界最大手!!豊富な求人数が魅力です!

どの転職サイトも無料でサポートしてもらえるので、とりあえず登録だけもおすすめです。

転職のプロに話を聞くだけでも、自分の現状がわかるので、ぜひサイトを覗いてみてください。

目次

電気工事士はやめとけと言われる理由・デメリット

電気工事士はやめとけと言われる理由・デメリットの画像

電気工事士はやめとけと言われる理由・デメリットとして、主に下記が挙げられます。

主な理由・デメリット
  • 繁忙期は激務
  • 体力的に厳しい
  • 資格取得が簡単ではない
  • 年収が決して高いとは言えない

繁忙期は激務

電気工事士はやめとけと言われる理由の一つに、繁忙期は激務となることが挙げられます。繁忙期となる主なシーズンにエアコンの取り付け・取り外しというタイミングがあります。

だいたい6月~8月頃が忙しくなるため、この時期は残業となる可能性は否めません。通常の業務だけでもハードにもかかわらず残業となれば、出勤が億劫になりかねないでしょう。

体力的に厳しい

電気工事士は体力のいる仕事となります。結構な肉体労働となることが想定されるため、体力的に厳しいという点はやめとけと言われる所以です。

特に、重量のある機材を運んだり、高所での作業があったりすると、体力的な負担は大きいと言えるでしょう。また、現場への移動も遠距離となれば、それだけでも一苦労です。

さらに、電気工事士は屋外での作業も少なくありません。夏は炎天下、冬は凍てつく寒さのもと作業をしなければいけないため、体力勝負となるでしょう。

資格取得が簡単ではない

電気工事士として働くには、資格取得が必要となります。なお、この資格取得が決して簡単ではない点も、電気工事士がやめとけと言われる理由です。

一般社団法人電気技術者試験センターの発表によると、令和3年から令和5年の第二種電気工事士上期学科試験の受験者数・合格者数・合格率の推移は下記表の通りとなっています。

年度受験者数合格者数合格率
令和3年全国合計86,418人52,176人60.4%
令和4年全国合計78,634人45,734人58.2%
令和5年全国合計70,414人42,187人59.9%
出典:一般社団法人電気技術者試験センター-令和5年度第二種電気工事士上期学科試験の結果について

合格率は50%~60%を推移しているため、決して合格の望みが薄い数値とは言えません。しかし、約半数が落ちていると考えると油断はできないでしょう。

なお、電気工事士資格の取得には、学科だけでなく技能試験も実施されるためチェックしておきましょう。

そして、電気工事士として独立する場合は、仕事の幅を広げるためにも「電気主任技術者」の資格取得がおすすめです。電気主任技術者の試験合格率は下記の通りとなります。

年度受験者数合格者数合格率
令和2年度39,010人3,836人9.8%
令和3年度37,765人4,357人11.5%
令和4年度上期33,786人2,793人8.3%
出典:一般社団法人電気技術者試験センター-令和4年度第三種電気主任技術者上期試験の結果について

電気主任技術者の合格率は、ここ数年は8%~11%程度とかなり低い数値で推移しています。仕事の幅を広げる資格となるものの、そう簡単に合格できるものではないと言えるでしょう。

年収が決して高いとは言えない

電気工事士は年収が決して高いとは言えない点も、やめとけと言われる理由であり従事するにあたってのデメリットとなります。

厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagでは、全国の平均年収が506.8万円※1と発表されています。なお、ハローワーク求人統計データでは、月収が全国平均26.4万円です。

これについて、国税庁による日本の平均給与は461万円※2と発表されているため、電気工事士は45万円ほど上回っていることがわかります。

しかし、過酷な労働環境であることや資格取得が求められることなどを踏まえると、決して高いとは言えない金額です。

※1:厚生労働省-職業情報提供サイトjobtag

※2:国税庁-平均給与

やめとけと言われる電気工事士として働くメリット

やめとけと言われる電気工事士として働くメリットの画像

やめとけと言われる電気工事士として働くメリットには、主に下記が挙げられます。

主なメリット
  • 社会的信用度が高い
  • 資格手当を貰える場合がある
  • 転職活動において有利になる

社会的信用度が高い

電気工事士しか取り扱えない業務というものが存在します。そのため、電気工事士の資格を保有することで独占業務を扱える点は大きなメリットです。

いわば、資格取得者は特別な存在といっても過言ではないため、社会的信用度が高いことを意味します。独占業務となる資格を持っていると仕事がすぐになくなるという心配がない点もメリットです。

また、独占業務を持っているということは、今後についても需要がなくなりづらいことを意味するとも言えます。

資格手当を貰える場合がある

電気工事士の資格を保有することで、勤務先によっては資格手当を受けられる場合がある点もメリットです。手当金額について各社で異なるため一概には言えませんが、数万円となるケースもあります。

なお、一般的には大手企業ほど資格手当の金額は大きくなると言われているため、一つの目安としてみてください。

求人票に資格手当について案内されているケースもゼロではないため、事前に確認することをおすすめします。

転職活動において有利になる

電気工事士の資格を保有することにより、転職活動で有利になる期待が持てます。電気工事士資格は専門的な知識を有していると評価されるため、企業からすると欲する人材となり得るのです。

なかでも電気工事を専門とする企業からは、即戦力として受け入れられる可能性があるでしょう。また、独占業務を持っている点も評価対象となり得る部分です。

さらに、最近ではエネルギー関連の施設が増加傾向にあるため、電気工事士の存在は重要なものになってきているとの見方もあります。

これらの要素から、資格の保有により転職活動を有利に進められるため、職を失ってしまうという心配が軽減されるのです。

電気工事士はやめとけ!向いていない人の特徴

電気工事士はやめとけ!向いていない人の特徴の画像

電気工事士として働くことはやめとけと言える、向いていない人の特徴に下記が挙げられます。

主な特徴
  • 継続力がない人
  • 自己判断で物事を進めてしまう人
  • 図面通りに施工できない人
  • 肉体労働を避けたい人

継続力がない人

電気工事士として活躍するうえで、やはりまずは資格取得のため試験に合格しなければいけません。そのためには勉強が欠かせないことから、継続して努力をできるかが求められます。

つまり、続けることが苦手な人にとって電気工事士は向いていないかもしれません。上記でも解説した通り、電気工事士の資格取得は試験合格率的に決して厳しい訳ではないです。

しかし、約半数は試験に落ちていることを踏まえると、しっかりと知識を身に付け臨まなければ簡単にはいかないと言えるでしょう。

自己判断で物事を進めてしまう人

電気工事士の仕事内容としては、機器の備え付け・器具の所定箇所への取り付け・機器や器具への配線などが挙げられます。そして、これらは建設作業と並行して実施されることが少なくありません。

つまり、関係各所との連携が欠かせない仕事と言えます。そのため、自己判断で物事を進めてしまう人は向いていないでしょう。

また、電気工事士は単独ではなく2人から4人程度のグループで動くことが少なくないため、個人行動を取ってしまいがちな人は業務の妨げとなる可能性が否めません。

図面通りに施工できない人

電気工事士の業務は責任者から図面によって指示が出されます。つまり、図面を解読できず指示通りに施工できない人は向いていないと言えるでしょう。

図面通りに施工ができないとなれば、電気工事士として活躍できる要素を持っていないといっても過言ではありません。

肉体労働を避けたい人

電気工事士の作業は重量のある機材を持ち運ばなければいけないことが多いため、肉体労働を強いられます。そのため、体を酷使する業務を避けたい人にとっては不向きな職種と言えるでしょう。

上り下りを伴う場合は、特に肉体的な負担が大きくなります。「基本的には椅子に座り、パソコン操作をメインとする仕事が良い」といった希望を抱く人は続かない可能性が高いです。

また、夏は照り付ける太陽の下、長時間に渡って作業を実施することも少なくないでしょう。逆に、冬は凍てつく寒さの中、作業を実施しなければいけないことが想定されます。

室内での仕事もゼロではありませんが、電気工事士として活躍し続けるうちに過酷な環境での業務は避けられないでしょう。

やめとけと言われる電気工事士に向いている人の特徴

やめとけと言われる電気工事士に向いている人の特徴の画像

やめとけと言われるものの、電気工事士に向いている人の特徴としては下記が挙げられます。

主な特徴
  • 体を動かして働きたい人
  • 努力を怠らない人
  • 丁寧に作業ができる人
  • 図面通りに施工が出来る人

体を動かして働きたい人

電気工事士は立ちっぱなしでの作業が少なくありません。さらに、重い機材を運ぶこともあり意外にも体を酷使する職業と言えます。

そのため、体を動かして働きたい人には向いているでしょう。長時間に渡りきつい姿勢での作業が続くとなれば、体力的な負担は結構なものとなります。

屋内・屋外問わず業務を請け負うことになり、特に屋外となれば真夏の厚さや真冬の寒さなど、過酷な環境の下で長時間作業を進めなければいけないことが想定されるでしょう。

そのような中でも、きちんと業務を進めるためには体力がなければ務まらないといっても過言ではありません。

努力を怠らない人

電気工事士として働く中で、現場に出ると専門用語・資材や機材についてなど、覚えることが多いです。そのため、日々学びの精神を忘れず、知識をアップデートし続けられる人は向いています。

専門用語等をきちんと把握していなければ、仕事中に同僚や先輩などの依頼に対し迅速な対応ができません。むしろ、質問ばかりで戦力に数えられない恐れすらあります。

また、仕事についてもルーティンワークといったように、いわゆる単調作業ではないため日々技術や知識を身に付けなければいけません。

丁寧に作業ができる人

電気工事士として働くにあたって、少しの油断で大きな事故へ繋がる恐れがあります。特に注意すべきは、感電や高所での作業中の転落事故などです。

そのため、丁寧かつ慌てず作業を進められる人が向いています。いつもと違う動作が危険を呼ぶといっても間違いではありません。

図面通りに施工が出来る人

図面に従い手順通りに作業を進められる人は、電気工事士に向いています。信頼を得るうえで必要な要素は、指示通りにきちんと作業を進めて完了させられることです。

用意されている図面通りに施工ができなければ、電気工事士として一流とは言えません。安心して工事を任せられるという認識を周囲から得ていることが、業界で活躍し続けられる人の特徴です。

電気工事士資格を活かせる仕事

電気工事士資格を活かせる仕事の画像

電気工事士の資格を取得すると、主に下記の仕事で活かせます。

主な仕事
  • 電気配線工事
  • ビルメンテナンス
  • エアコンの取り付け・取り外し

電気配線工事

電気配線工事は屋内・屋外ともにあります。屋外配線の工事については高所での作業があるため、リスクを伴う点には注意をしなければいけません。

万が一の落下は大事故に繋がりかねないため、慎重かつ丁寧な作業が求められます。また、屋外となるため夏の直射日光による暑さや冬の凍てつく寒さにも耐える必要があります。

風にもケアしつつ作業を進めなければいけないなど、屋外での配線工事は結構な重労働となることから注意力だけでなく体力も求められると言えるでしょう。

一方で、屋内の場合は公共施設等の電気工事を実施します。屋外よりは安全性が高いものの、慎重な作業が求められることには変わりありません。

ビルメンテナンス

ビルメンテナンスはビルの設備や管理をする仕事です。主に、電気設備・水道設備・エレベーター管理などを実施します。

なお、ビルメンテナンスはボイラーの点検や管理も実施することから、ボイラー技士・危険物取扱者・第三種冷凍機械責任者の資格も求められます。

エアコンの取り付け・取り外し

電気工事士はエアコンの取り付けや取り外しといった業務も担当します。高所での作業はなくリスクは少ないものの、室内機を持ち上げなければならないため体力が必要です。

体力に自信がある人であれば、屋内での作業がほとんどとなるため季節や天候による影響はほぼありません。配線工事よりも作業時間も短いと想定されるため、取り組みやすいでしょう。

電気工事士はやめとけに関するよくある質問

将来性はある?

将来性がある職業と言えます。その理由は、IoTや次世代通信技術が進化するにつれて業務の増加が期待できるためです。

いつの時代も、今のところ電気は必須と言えます。そのため、電気工事士がいなければ点検や工事ができないシーンが想定されるのです。

また、都市部を始め様々な場所で再開発が進んでおり、多くの建造物が建ち並びます。これらについても、電気工事士でなければ携われない仕事があると考えられます。

求められる能力とは?

電気に対するノウハウがあることはもちろん、他者との連携が求められるためコミュニケーション能力は欠かせないでしょう。

工事の内容は進め方は個人で決められません。関係各所と連絡を取り合い、報告・相談もしつつ進める必要があります。

独立は可能?

電気工事士として独立をすることは可能です。ただし、第二種電気工事士の資格取得から実務経験3年以上という条件があります。

独立開業資金を貯めるための期間と捉え、まずは経験を積み上げることを意識しつつ日々の業務に打ち込みましょう。

まとめ

この記事では、電気工事士はやめとけと言われる理由や従事することによるデメリット・メリット、さらには向き不向きな人の特徴なども解説しました。

繁忙期は激務であること、体力的に厳しいこと、資格の取得は決して簡単ではないことなどが、やめとけと言われる理由です。

しかし、資格取得により独占業務を請け負えるなどから、社会的信用度が高かったり、資格手当を受け取れたりする点はメリットと言えるでしょう。

なお、図面通りに施工をしなければいけないため、自己判断で物事を進めてしまう人は向いていません。一方で、丁寧に作業ができる、かつ体力に自信がある人は向いています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次