即日内定となる企業はやばい？企業側の意図や即内定となるメリットなどを徹底解説！

就職・転職活動に取り組むうえで、なるべく早く内定をもらいたいと考える人は少なくないでしょう。企業によっては即日内定となるケースがありますが、果たして勤務先として問題ないのでしょうか。あまりに早すぎる内定というのも、どこか不安な気持ちを抱いてしまいます。

そこで今回は、即日内定となる企業はやばいと言われる理由を解説します。また、即日内定を出す企業側の意図や求職者側にとってのメリットなどにも触れていくため、ぜひ参考にしてみてください。

即日内定とは？

即日内定とは企業の最終面接を受けたその日のうちに内定をもらうことです。通常であれば面接を実施した後、数日後に企業側から内定もしくは不採用の通知が届きます。しかし、内定獲得は結果を待つ必要がありません。

なお、その日のうちに内定を獲得することは特殊に感じますが、通常の内定とは変わりなく承諾すると入社内定となります。最終面接で結果を告げられるため、あまりの急さに戸惑ってしまう人は少なくないでしょう。しかし、働く先がスムーズに決まるため喜ばしいことでもあります。

即日内定となる企業がやばいと言われる理由

即日内定と聞くと一見スムーズに進んでいることから、良い印象を抱く人は少なくないでしょう。しかし、通常の内定獲得までの流れとは異なることから、どこか違和感を覚えてしまいます。そのため、ネット上では「即日内定はやばい」というワードを目にすることがあるのです。

即日内定となる企業はなぜやばいと言われるのか、その理由として下記点が挙げられるため、ぜひ押さえておいてください。

• 人材不足により職場環境が悪い可能性がある
• 社員の入れ替わりが激しい可能性がある
• 企業として将来性に期待できない可能性がある
• トップダウンが色濃い可能性がある

人材不足により職場環境が悪い可能性がある

即日内定を出す理由として、人手が足りていないからというものが挙げられます。企業からすると人手不足を解消するため、何としてでも確保したいという狙いがあるのです。そのため、求職者に考える隙を与えないよう、即日内定を伝えます。

人手不足に陥っている企業に勤めると一人が請け負う業務が多く、長時間労働を強いられかねません。通常の出勤日では追い付かず、休日も仕事に充てるといった事態になりかねないのです。そのような状態が続くと、心身へのダメージは計り知れません。

社員の入れ替わりが激しい可能性がある

即日内定を伝え人材確保に力を入れている企業は、社員の入れ替わりが激しい可能性があります。労働環境や社員同士の関係性が良くないなど様々な理由が考えられますが、勤務先として不安を感じる要素が多いことは濃厚です。

社員の定着率は、企業の善し悪しを判断する重要な材料となります。即日入社を言い渡さなければいけないほどの状況であれば、決して職場環境が良いとは言えません。

企業として将来性に期待できない可能性がある

企業として数年後も存続できているか不安な場合、多くの人は転職を考えます。つまり、社員数が少なくなるため人手が足りなくなるのです。そうなると、企業としては人手を確保しなければいけないため、最終面接時に内定を伝えるという手段に出ざるを得なくなります。

一つの企業に長く務めることは、仕事への慣れや社員との関係性を深められるなど、数々のメリットがあります。しかし、それは企業が安定していることが前提と言っても過言ではありません。将来性のない企業は人がどんどん離れていくため、即日内定という方法で人材確保に動いているのです。

トップダウンが色濃い可能性がある

即日内定となる企業は、会社代表や幹部などをはじめ上層部の意見が通りやすい傾向にあります。つまり、トップダウンが色濃い状態である可能性が高いのです。これはつまり、上に立つ人間の権限が強すぎるワンマン企業であるケースが考えられます。

トップダウンが色濃いと社員の声が反映しづらいため、職場環境が良いと言えない状態に陥りかねないのです。職場環境の悪さは仕事が長続きしない劣悪な状態となり得ることから、即日内定がもらえる企業はやばいと言われます。

即日内定を出す企業の意図とは

求職者に対し即日内定を伝えるにあたって、企業としても意図があります。そこにはすべてが「即日内定はやばい」と言えない理由があるため、チャンスを逃さないためにも把握しておいてください。

• 既に内定が決定していた
• 優秀な人材を確保するため
• その場で気に入られたため
• 即日内定を出すイメージを持ってもらいたいため

既に内定が決定していた

最終面接を実施する前から、既に内定が決まっていた可能性は大いにあります。書類選考を通過し面接を数回実施した結果、一緒に働きたいという企業側の熱い想いが即日内定という形となったケースは少なくありません。

一次面接で内定を告げられることは多くありませんが、最終面接となれば大手企業でもあり得る話です。そのため、入社後は即戦力として活躍できる場合があります。

優秀な人材を確保するため

企業として優秀な人材を確保したいという考えは当然です。最終面接の際に内定を伝えなければ、他社へ取られてしまう、もしくは他へ入社を希望してしまうなどのリスクがあります。

最終面接から数日経過すると、気分により入社を希望していた先が変わってしまう可能性は否めません。そのため、企業側は優秀な人材を他へ渡さずしっかりと囲うべく即日内定を伝えることがあるのです。

その場で気に入られたため

書類選考から一次面接・二次面接などを経て、最終面接時に企業の上層部が参加した場合、人として魅力的といった理由などから気に入られると即日内定をもらえる場合があります。特に、社長をはじめ採用に関する決定権を持つ人物が面接に入ったときは、即日内定となる可能性が高いです。

即日内定を出すイメージを持ってもらいたいため

企業としてのブランディングから、即日内定を出す場合もあります。就職あるいは転職活動をしている人にとって、内定獲得は喉から手が出るほど欲しいものです。そのため、即日内定を出すという話がある企業は人気を集める可能性があります。

なお、即日内定を出すイメージを付けたい企業の特徴として、あまり知名度のないケースが少なくありません。人を集める狙いが伺えるため、そのような行動を起こすということは人気がない点が懸念されます。いざ入社してから職場環境が悪いという事態に陥らないためにも、事前の企業情報収集は欠かせません。

即日内定となりやすい人の特徴

即日内定を得られる人の特徴として、主に下記が挙げられます。早めに内定を勝ち取り安心したい人にとって、自分が当てはまっているかは気になるところです。該当しない場合は対策として練れるよう、ぜひチェックしておいてください。

• 入社したいという熱意がある
• 企業の将来的なビジョンとマッチしている
• 人間性が良く魅力的
• 求めるスキルを有している
• 意欲があるため将来性に期待できる

入社したいという熱意がある

入社したいという熱い想いがあることは、内定をもらううえで大前提と言えます。そのため、即日入社を勝ち取るには面接をはじめ企業の採用担当とやり取りをするなかで、どれだけ想いを伝えられるかが重要です。特に採用に関する権限を持つ人に伝わることが必要となるため、最終面接でのアピールは欠かせません。

企業の将来的なビジョンとマッチしている

企業が先々どういった方向へ進みたいかというビジョンと、応募者の将来的なキャリアプランがマッチした場合、求める人材との認識から即日内定を獲得できる可能性があります。将来像が自然にリンクすることはあまり期待できないため、就職・転職活動時は企業理念等を事前にチェックしておきましょう。

人間性が良く魅力的

一緒に働きたいと感じてもらうことが重要という観点から、人間性に魅力がなければ即日内定どころか内定自体が難しいです。いくら能力が高くても人間性が良くなければ、社員として抱えるうえでどこか億劫になりかねません。

社員同士で連携し業務を進めることが利益をあげるうえで重要にもなるため、スキルがあり優秀なだけでなく魅力ある人物は採用したいと感じてもらいやすいです。

求めるスキルを有している

業務を正確かつスムーズに進めていくうえで、高いスキルを有することは求められる要素です。企業は即戦力となる人物を求める傾向にあるため、既に業界経験がある、あるいは必要な資格を保有しているといった人材は魅力を感じられます。

いざ入社してから育成するという手間も省けるため、企業からすると採用によるメリットが大きいです。つまりは、最終面接時などに即日内定を伝えられる可能性に期待できます。

意欲があるため将来性に期待できる

仕事をするうえで意欲があることは極めて重要です。熱い想いを持っていなければ成長が期待できず、つまりは将来性が無いという判断に至ってしまいます。企業からすると採用した人には長きに渡り活躍してもらいたいため、スキルをはじめ能力を保持する以前に意欲があることは欠かせません。

即日内定のメリット

即日内定をもらえる最大のメリットは、やはり就職・転職活動を早く終えられることが挙げられます。多くの人がライバルと言える就職・転職活動において、内定獲得は長期間に渡る可能性が否めません。なかなか勤め先が見つからない場合、それがストレスとなり心身共に不安定な状態にもなりかねないのです。

そして、即日内定をもらえたことは今後の自信に繋がるとも言えます。企業側にどういった目的があったかは別として、やはりすぐに内定を獲得できたことは、魅力的な人材と判断されたと言っても過言ではありません。

即日内定の辞退は可能？

結論から言うと、即日内定を辞退することは可能です。急な内定という知らせに驚きと共に喜びから受け入れてしまう人は少なくありません。一旦、冷静になった際に他の企業の方が良かったとなる可能性はゼロではないでしょう。即日内定は辞退できるものの、可能な期間や方法があります。下記にて解説するため、チェックしておいてください。

内定辞退ができる期間

内定を辞退できる期間は入社予定日の2週間前までと定められています。これは民法第627条にて定められているもので、内容は下記の通りです。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から２週間を経過することによって終了する。

引用：厚生労働省

上記にあるように、内定を受け入れたとしても、今一度よく考え他の方向へ進みたい場合は法的に問題なく処理が可能となります。

内定辞退の方法

内定の辞退は電話またはメールで企業に対し連絡しましょう。メールで済ませることが楽かもしれませんが、マナーとしてしっかりと口頭で伝えるべきです。なお、最も良い辞退の方法は電話・メールの両方で伝えることとなります。

採用担当者へ電話をする際は、まず電話連絡となっていることを謝罪し、内定辞退の理由を正直に伝えてください。そして、最後にもう一度謝罪をしましょう。メールの場合も電話と同様、謝罪をしたうえで辞退する旨を伝えます。

即日内定を出す企業へ入社する際のポイント

即日内定を出す企業に入社するにあたって、その判断が良かったとなるよう下記点を意識しておきましょう。

企業の評判をリサーチする

いざ入社してから想像と違ったとなれば、出社がストレスになりかねません。また、職場環境も長く働き続けるうえで重要です。実際に入社しなければわからない部分はあるものの、事前のリサーチである程度知ることができます。

今ではネット上であらゆる情報を検索できるため、企業の評判については口コミなどから収集しておきましょう。なお、良い口コミと悪い口コミをそれぞれチェックすることで、より客観的に企業の評判を判断できます。

即日内定の件はその場で合意しない

即日内定を受けると、その嬉しさのあまりその場で合意してしまいがちです。しかし、そこは踏みとどまり条件等の確認をしっかりすることをおすすめします。求人情報で雇用条件を確認しているとは言え、詳細までを把握できているとは限りません。

なお、少しでも迷いがある場合は保留という形で一度その場を後にしましょう。後から後悔しても時すでに遅しという事態に陥りかねません。法律により守られる部分はあるものの、企業に迷惑がかかることは確かです。入社後のミスマッチを防止するため、安易な即決は避けた方が無難です。

実際に働いている社員に現状を聞く

即日内定をもらった企業に勤めている社員から実情を聞くことも、入社するにあたって重要な作業と言えます。働いているからこそ感じる良い部分・イマイチな部分があると想定されるため、会社説明会や社員と会話できるイベント等があれば積極的に参加してみてください。

即日内定がもらえる企業探しにおすすめな就活サイト2選

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即日内定はやばいに関するよくある質問

即日内定が出る企業はやばい？

人材不足や企業として将来性がないなど、いくつか気になる点はあるものの、すべてがやばいとは限りません。自身の魅力が伝わり即内定となった可能性もゼロではないため、見極めが重要です。

即日内定を勝ち取れるイベントはある？

社長や人事が参加する合同説明会を実施している場合があり、参加することで即日内定を勝ち取れる場合があります。例え内定を獲得できなくても、社内のリアルな情報を知れる貴重な機会となるため、ぜひ参加してみてください。

即日内定は辞退できる？

最終面接時に内定を告げられ了承したとしても、2週間以内であれば辞退が可能です。これは法律で定められているルールとなるため、決して違法ではありません。なお、辞退をする際は電話・メール等できちんと断りの連絡を入れ謝罪をしましょう。

まとめ

この記事では、即日内定となる企業はやばいと言われる理由を解説し、あわせて即日内定を出す企業側の意図や求職者側にとってのメリットなどにも触れていきました。人を急いで確保しなければいけない状態に陥っている可能性があることから、即日内定となる企業はやばいと言われます。

しかし、すべての企業がやばい訳ではありません。人事や上層部が自分に魅力を感じ、ぜひ獲得したいと動いてくれた可能性があります。勤務先が早く決まることは求職者にとってメリットであるため、企業側の意図も汲み取りつつ効率良く内定獲得を目指せるのが理想的です。