転職をする目的の一つに、今よりも多くのお金を稼ぎたいというものがあります。今までのキャリアで積み上げてきた経験を活かすことで、年収アップを図ることは可能です。
しかし、転職をしてからあまりにも年収が上がりすぎて怖いという声もちらほら見かけます。年収アップがかなりのものとなれば、何か穴があるのではないかと疑いの気持ちを持ってしまってもおかしくありません。
そこで今回は、転職をして年収が上がりすぎて怖いと感じた際の注意点、重要なチェック項目などを紹介します。
また、理想の仕事を見つける方法などにも触れていくため、ぜひ参考にしてみてください。
転職で年収が上がりすぎて怖い!重要なチェック項目とは
転職をした際に年収が上がりすぎて怖い場合は、何か裏があるのではと疑いの心を持ってしまうでしょう。気になる際は、下記の項目をチェックしてみてください。
- 配属先
- 年間休日数
- 残業時間
- 離職率
配属先
あまりに年収が上がりすぎて怖い場合は、配属先を確認しましょう。高年収となる理由に、国内ではなく配属先が海外という可能性はゼロではありません。
海外に赴任した場合は、「手当が付く」「物価調整が入る」などから高年収となる場合があります。
また、海外勤務というメンタル的な負荷に対し、会社が給与を多く支払うというケースもあるでしょう。
雇用契約書には配属先が記載されているため、違和感を覚えた場合は必ずチェック漏れとならないよう注意してください。
年間休日数
年収が高く設定されている理由に、休みが少ないからという点が考えられます。休みなく働いている人に対し、それに見合った対価を支払うことは当然です。
そのため、週休二日制であるか、祝日は休みか、長期休暇はあるかなどといった点から、年間休日数を計算してみてください。
残業時間
あまりに年収が高い場合、残業が多い可能性が懸念されます。つまりは、事前に残業を含んだ分を報酬に加算しているため、高年収となるケースがあるのです。
残業をすれば残業代が支払われるため、当然ながら収入アップが見込めます。しかし、あまりに残業が多いと心身共に疲弊し仕事どころではなくなる可能性がゼロではないため要注意です。
離職率
転職後に年収が上がりすぎて怖い場合は、離職率をチェックしてみましょう。高年収を餌にして、入社希望者を集めている可能性はゼロではありません。
あまりに離職率が高い場合、高年収ではあるものの仕事が長続きしないほど劣悪な環境ということが懸念されます。
会社としての評判を知るためにも、SNSやネット上などで口コミから情報収集をしてみてください。
また、離職率を調査する際は企業のホームページや転職エージェントへ質問するといった方法があります。
転職で年収が上がりすぎる理由
転職をして年収が上がりすぎる理由には、主に下記が挙げられます。
- 平均年収が高い業界に転職をしたから
- 前職で自分の能力と報酬が見合っていなかったから
- 外資系企業へ転職をしたから
平均年収が高い業界に転職をしたから
転職後に年収があまりに上がった場合、考えられる理由としてはそもそも平均年収が高い業界へ進んだからという可能性があります。
各業界で平均年収は大きく異なる場合があるため、前職と転職後で差がある場合は「転職をして怖いくらい年収が上がった」と感じるでしょう。
数百万円もの年収の開きがある場合は決して珍しくないため、主な理由の一つであると把握しておいてください。
前職で自分の能力と報酬が見合っていなかったから
そもそも前職では自分の能力に対し報酬が見合っておらず、今回の転職を機に妥当になったという可能性は十分あり得ます。
自分の知識やスキル、そしてこれまでの経験などを評価してくれる企業に出会えた場合、それ相応の報酬を受け取れる場合があります。
その報酬が前職に比べて大幅なアップに繋がった場合は、転職で年収が上がりすぎて怖いと感じるほどとなるケースもゼロではないでしょう。
外資系企業へ転職をしたから
今までの勤務先が日系企業で、転職先が外資系企業となる場合、大幅な年収アップは大いにあり得ます。外資系企業は実力主義という仕組みを取る場合が少なくありません。
つまり、成果をあげるほど高年収を獲得できるため、前職の日系企業と大きな差を生む可能性があるのです。
外資系企業は多くの報酬を得られる可能性を秘めているものの、企業風土が日系企業と大きく異なる場合があります。自分に合った勤務先か、事前に情報収集をしておきましょう。
転職で年収が上がりすぎて怖いと感じた際の注意点
あまりに転職をしてから年収が高くなった場合は、恐怖すら覚えかねません。そのため、怖いと感じた際は下記の注意点を意識してみてください。
- 重圧に耐え得る力を身に付ける
- 気後れしないような態度で仕事に打ち込む
重圧に耐え得る力を身に付ける
高年収を獲得する社員には、企業としてはもちろん社員から期待が寄せられることになります。つまり、成果をあげなければいけないという重圧が常にかかってくるのです。
その重圧はかなりのものとなる場合があるため、日々の業務で過度なプレッシャーがかかります。その結果、精神的苦痛から心の病気に発展する可能性はゼロではないのです。
あまりに期待を寄せられると、その重圧に耐えられず逆に仕事のパフォーマンスが下がるケースがあります。
そうなると他社員からは、受け取っている報酬に見合っていないと認識され、当たりがきつくなることもあり得るのです。
つまりは、職場で居場所を失うことになりかねません。高い報酬を貰っているということは、常にプレッシャーとの戦いであると認識しておきましょう。
気後れしないような態度で仕事に打ち込む
高年収を獲得している場合、自分はこれだけの報酬を受け取れる存在ではないと気後れする可能性があります。
その気持ちから業務において遠慮してしまう、いずれは自分は適任ではないと自信を失くしてしまうという事態に陥りかねません。そうなると、仕事におけるパフォーマンス低下は避けられないでしょう。
まず、大前提として年収額を決めたのは自分ではなく会社です。つまり、その報酬に見合う人材であると判断されたといえます。
そのため、普段から毅然とした態度・姿勢で業務にあたることが重要になります。遠慮した態度は周囲に社員から信用を失うきっかけになりかねないため注意が必要です。
年収が上がりすぎて怖いくらいの転職を実現する方法
年収が上がりすぎて怖いと感じることは、何も裏がなければ幸せなことです。そのような転職を実現するためには、下記の方法があるためチェックしておいてください。
- ニーズの高い資格・知識を習得する
- ハイクラス向けの求人に応募をする
ニーズの高い資格・知識を習得する
ビジネスシーンにおいてニーズの高い資格を取得することで、即戦力とみなされ高年収によるスカウトを受けられる可能性に期待できます。
例えば、ニーズの高い資格に下記が挙げられるため、参考にしてみてください。
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 簿記
- TOEIC
- 宅地建物取引士(宅建士)
- キャリアコンサルタント
あくまで一例にはなりますが、市場的に価値ある資格を取得することで、魅力的な人材と認知してもらいやすいです。
また、業界や職種に特化するなど深い知識を有することも、年収アップに繋がるきっかけとなります。知識をアピールするためには、今までの実績が重要です。
どういった企業で何の業務に従事していたかを転職する際に伝えることで、人材としての価値が評価され年収アップに繋がる場合があります。
ハイクラス向けの求人に応募をする
高年収を獲得できるものをハイクラス求人といいます。ビジネスシーンには年収1,000万円クラスのハイクラス求人が多くあるため、まずはリサーチすることから始めてみましょう。
なお、自力での検索が難しい場合は転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントにはハイクラス向けのものがあり、いわゆる大企業や成長著しいベンチャーなど貴重な求人を扱っています。
また、転職エージェントを利用するとキャリアアドバイザーによる応募書類の添削や面接対策など充実したサポートを受けられるため、内定率アップが期待できるのです。
ハイクラス向けの転職エージェントではヘッドハンターが在籍し、企業へ推薦するといった仕組みを取っている場合もあります。
年収が上がりすぎて怖いくらいの転職を実現!おすすめ転職エージェント3選
転職を考える理由の一つに、収入アップが挙げられます。社会人として年齢とキャリアを重ねてきた際は、知識やスキルを活かしキャリアアップを図る人は少なくありません。
その際は、支援経験が豊富なキャリアアドバイザーが在籍する転職エージェントの活用がおすすめです。年収アップとなる求人紹介が期待できるサービスとして、主に下記が挙げられます。
- マイナビエージェント
- ビズリーチ
- リクルートダイレクトスカウト
高年収に絞り込み求人検索をかけられる「マイナビエージェント」
- 詳細条件で高年収求人を絞り込み検索可能
- 業界特化の支援体制で内定率アップが期待できる
- 2023オリコン顧客満足度調査にて総合No1を獲得
マイナビエージェントは株式会社マイナビが運営する、国内大手の転職エージェントです。数多くの求人を保有し、そのなかから詳細条件で絞り込みが可能です。
年収500万円・600万円・1,000万円など、収入面を重視した絞り込みにより、年収アップに狙いを定めて理想に近い仕事を探せます。
マイナビエージェントに在籍するキャリアアドバイザーは業界ごとの専任制で、各職種の転職事情を熟知している点が特徴です。
そのため、数多くの求人から求職者の求めるものをピックアップし提案してくれます。
また、応募書類の添削や面接対策などトータル的にサポートしてくれるため、内定率アップが期待できる点も魅力です。
なお、マイナビエージェントは紹介求人の質や交渉力などが高く評価され、2023年オリコン顧客満足度調査「転職エージェント」部門で総合No1に輝いています。
求人数※2023年7月8日時点 | 63,762件(非公開求人17,803件) |
主なサポート内容 | 求人紹介、応募書類添削、模擬面接 |
主なサービス | 年収交渉、入社日調整、内定後のバックアップ、転職相談会、転職成功ノウハウの提供 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトが届くハイクラス転職サイト「ビズリーチ」
- 即戦力となる人にスカウトが届くハイクラス転職サイト
- 年収1,000万円以上の求人を多数保有
- 厳選された企業と直接コンタクトが可能
ビズリーチは株式会社ビズリーチが運営するハイクラス転職サイトです。即戦力となる人に対し、優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトが届きます。
スカウトが届くことで内定率アップが期待できるだけでなく、自身の市場価値を把握することにも繋がるのです。つまりは、キャリアの選択肢が広がることを意味しています。
なお、ビズリーチでは経営幹部や管理職などプロフェッショナル人材向けとなる求人を多数保有しており、年収1,000万円以上のものが3分の1以上を占めているのです。
また、厳選された企業と直接コンタクトが取れるため、効率的な転職活動が可能となっています。
求人数※2023年7月8日時点 | 87,462件 |
主なサポート内容 | 求人紹介、応募書類添削、面接対策、スカウトサービス |
主なサービス | 転職コラム、転職決定へのお祝い |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
出典:ビズリーチ公式サイト
高年収求人を多数保有するハイクラス向け転職スカウトサービス「リクルートダイレクトスカウト」
- リクルートが運営するハイクラス向け転職スカウトサービス
- 年収800万円~2,000万円の求人を多数保有
- 企業からの直接スカウトにより効率的な転職活動を実現
リクルートダイレクトスカウトは株式会社リクルートが運営する、ハイクラス向け転職スカウトサービスです。
リクルートエージェントと異なり、高年収となる求人をメインに扱っている点が特徴となります。
保有する求人の多くは年収800万円~2,000万円となっており、一般公開されていないものも少なくありません。求職者の経歴を見たヘッドハンターがスカウトし、適切な求人を紹介してくれます。
なお、企業からの直接スカウトがある点も魅力です。コンタクトが取りやすくなるため、効率的な転職活動が可能となります。
その質の高い求人やサービスは多くの人に評価され、2023年オリコン顧客満足度調査にて転職スカウトサービス1位を獲得しています。
求人数※2023年7月8日時点 | 195,689件 |
主なサポート内容 | 求人紹介、スカウト、ヘッドハンターによるキャリア相談 |
主なサービス | 転職事例・最新業界トレンド情報の発信 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
転職で年収が上がりすぎて怖いに関するよくある質問
ブラック企業の可能性はある?
高年収を獲得できているためブラックというには語弊があるかもしれませんが、あまりに労働時間が長い、上司からの重圧が凄まじいといった可能性は否めません。
転職を検討している際は、雇用契約書をしっかりと確認しましょう。そのうえで、納得のいく内容であれば応募をするという流れが無難です。
ハイクラス向け転職エージェントは有料?
基本的には無料で利用できます。ただし、よりサービスの質を求める場合は、有料サービスを提供する先もあります。
例えば、ビズリーチではプレミアムステージといい、通常よりもサービスの質は高くなるものの有料となるサービスを提供しています。
無料と有料でどういった差があるか、自分にはどちらが適しているかを事前にリサーチしましょう。
まとめ
この記事では、転職をして年収が上がりすぎて怖いと感じた際の注意点や、重要なチェック項目、さらには理想の仕事を見つける方法などを紹介しました。
あまりに年収が上がり怖いと感じた場合は、重圧に耐えるための力を身に付けることが重要です。そして、そもそも年収を決めたのは企業という大前提を忘れず業務にあたりましょう。
そうすることで、他社員からの期待に応えつつ自分の存在価値を示せることに繋がります。
なお、年収が上がりすぎている場合は配属先や年間休日数、残業時間などを確認のうえ、本当に働きやすい環境か見極めてください。厳しい環境が故に、報酬を高く設定している可能性があります。
自分にとって働きやすい環境、かつ高年収となる企業求人を検索する際は、ぜひハイクラス向けの転職エージェントを活用してみましょう。
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